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生活新聞1981 - 2006

1981年から2006年まで、社内資料として発行されていた「生活新聞」の概要を掲載しています。「生活新聞」とは、生活者の日常を研究員が独自の視点で洞察・研究し、社会生活から日常生活のディテールまで、様々な手法を用いて生活に迫った研究レポートです。

  • 踊り場のミセスたち

    生活総研の主婦ネットによる生活行動記録1年分とグループインタビューによる最新の主婦の動向をまとめたもの。「女の時代」の主婦たちが考えていること、していることを8つのキーワード「45の曲がり角」「時間開発」「踊り場・とまどいんぐ」「新社交」「アドベンチャー・ワイフ」「妻職兼備」「妻能深化」「亭主元気で手伝って」で紹介した。主婦の生声を多数掲載。

    1986/12/24
  • 文化は挑発だ

    「文化戦略」などで、企業や行政が活用している「文化」。「文化ブーム」の中、昨今の文化状況について考えた。「文化の本性はワルだ」、「なぜ今、文化なのか—不景気だからこそ文化が生きる」、「文化インパクトを測る—有料で行くもの。無料なら行くもの」、「最近アツアツな企業と文化の関係」「時代とともに生きる文化」など「文化」を多面的に分析している。

    1986/11/28
  • 「明老」宣言

    21世紀にかけてのシルバーを「明老」と位置づけ「明老」先進国アメリカを取材して、その内容をもとにこれからのシルバー像を考察した。21世紀シルバーは「自立型共生」「都会型シルバー」「数10%集団」「強者的存在」「豊かなストック」「老化の克服」「脱進歩の時間概念」「余暇型中心社会」「シルバーデモクラシー」「女性優位」などのキーワードでまとめられる。

    1986/10/30
  • アーバン・キャンピング

    モノを「持つ」より「使う」ことに重きをおく新しい暮らし方をする人々(ハビングより、ユージング志向の人々)が増えている。そんな、キャンプのような身軽な都市生活を「アーバン・キャンピング」と名付け、レンタル市場を徹底的に調査した。合理的な価値観を持ち、快を求める30男とちょっとリッチな私生活を送りたい40女がレンタル市場の支持者であった。

    1986/09/29
  • ポスト・フィットネス

    時代との関わりで形を変えていくスポーツに焦点をあて、フィットネスの次にやってくるであろうハードな日本の「未来スポーツ」について探った。「未体験フィールドでの超・人間体験ができる」など、未来スポーツの5大条件をあげている。マイナー、知的、金持ちなど7つのイメージから思い浮かぶスポーツについて、150人の若者にインタビューし、その魅力についての生声も満載。

    1986/08/29
  • 生活定点1986紹介号 生活者は今

    「86年版生活定点」をもとに、生活者プロフィール(20代vs40代/首都圏vs名古屋vs阪神圏)をまとめた。幸福度、生活感情度、経済余裕度、生活ゆとり度、ひとなみ度、衣、食、住、遊び、働き、子供の教育、お金の12のテーマから、それぞれの特徴を明らかにしている。20代女性は幸福度が高く、40代は低い。名古屋は今の幸せを保持するなど。

    1986/07/31
  • 大阪・街仕立て

    街は、住む人の好みに合わせて仕立てられてきた。街の仕立てを見れば住んでいる人々の好みがわかる。そこで、大阪の好みを探るために大阪の街をウォッチングした。「ミックス仕立て」「下町仕立て」「筋仕立て」「先端仕立て」の4つの特徴をあげて、大阪の街を大分析。「大阪の日本橋は、東京の秋葉原」など、大阪の街を東京に例えた「東京・大阪似た街マップ」付き。

    1986/06/30
  • 混浴世代

    行動やレジャーの範囲に限れば、お年寄りと子供は非常に似かよった要素を持っている。そこで、この2つの世代を「混浴世代」と名づけ、その共通点を探った。「観光バスは混浴世代でいっぱい」「観光は今でも皇居・浅草・明治神宮へ」「時間はたっぷり、お金はさっぱり」「行動派、ほう、にっこり、さっぱり」「混浴風呂でくつろぐ、はしゃぐ」などなど様々な類似点を掲載。

    1986/05/30
  • つい昨日の広告術

    大正15年3月に誠文堂新光社から創刊された『広告界』という広告の専門誌(昭和16年12月号まで発刊)の約50冊を分析したもの。「商業美術と広告実務の指導」をテーマにしたこの雑誌を読んでいくと、そこに取り上げられている広告術は、いまでも十分に通用することを発見。広告の本質への肉迫の仕方や技術についての論評は学ぶべき点が多く、それを20頁あまりにまとめた。

    1986/04/30
  • タブーコミュニケーション

    タブーっぽいから魅かれてしまう囁きのメッセージ。ピンクビラ、サラ金の広告、女性版のマイナー広告(脱毛器、美顔器などの広告)を集めて、多く使われる言葉、紙の色、写真のテイストなど、様々な視点から分析した。渋谷で集めた20枚のピンクビラは、縦軸を「興味度」、横軸を「いかがわし度」とした表で細かく分類されている。男性が好むビラ、女性が好むビラ等ランキング付き。

    1986/04/18
  • 「趣食」のすすめ

    一億総グルメの時代、20年の間に大きく変化した食生活について追いかけた。グルメ行動は、日常生活から飛び出させてくれる格好のお手軽行動。全知全能を傾けて五感鋭く食べることが「食」のスタイルをつくる。男女8人に「食」をどうプロデュースしているかを取材した。こだわり方は8人8様だが目的は1つだけ。五感全てに満足を与える趣のある食事、「趣食」をとることであった。

    1986/03/31
  • 「光進国」になりたいな

    光の先進国を「光進国」と名づけ、日本の「照明」文化を取材した。「光進国」になるには、照度という機能面を通過して、感度の段階に向かう「暗(あん)・明(めい)・彩(さい)」の3つのステップを踏まなければならない。ガード下やパチンコ店の照明から、流行のカフェバー、札幌の雪祭りのライティングまで、様々なスポット写真を満載している。

    1986/02/27
  • 86年の副読本です
    生活予報1986紹介号 ギャザリング
    調査年報1986紹介号 変化欲求

    生活予報86「ギャザリング」と調査年報86「変化欲求」の紹介号。共に手引き欄付きで解説。生活予報では、「集める」という大衆時代に対して分衆社会は「集まる」時代になり、そうした新しい「集」現象を「ギャザリング」と名づけ、金、モノ、人など10の分野のギャザリング現象から86年の生活の流れを予測した。調査年報では、現代人の願望を探る「変化欲求調査」を行った。

    1986/01/31
  • 号外
    ミセス予報1986

    1986年のミセス像を予測したもの。1985年が「いい年だった」と答えた人は63%。1986年が「いい年になる」と答えた人は65%。1985年に何かを始めた人は56%。1986年に何かを始める人74%。1985年の大きな出費(1家庭当たり)は200万円。1986年の大きな出費予定(1家庭当たり)は121万円。健康の為、老化防止の為、自分向上の為、主婦147人の「今年始めたいこと」を掲載。

    1986/01/24