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多面的(holistic)な洞察により生活の構造と未来を見出す…、このことは「言うは易し、行うは難し」です。生活者発想を実践していくためには、見聞きし考える杖、つまり、思考のフレームと技術が必要となります。生活者発想とは、ただ「幅広く人々の動きを眺めていればよい」ということではありません。要点は、その眺め方にあります。日々の事象、現象という「目に見える風景」は、潜在的な欲求、深層的な構造といった「見えないもの」から生まれています。私たちは、人間行動の真意や事象間の因果関係など、見えざる本質を掴み出すためのアプローチを、INSIGHTOUT®と名付けました。新たな観点をもって隠れた構造を読み解く[INSIGHT]、構造から次の生活への動力を表現する[OUT]を組み合わせたキーワードです。
INSIGHTOUT®とは、生活の成り立ちを「見えている表層」と「見えざる本質」の二層で認識し、その二層間に力学を描き出すフレームです。表層を追いかけ横滑り式に未来を考えるのではなく、一度根底に潜って本質を掴んだ上で新たな生活者世界を表現する、いわばU字に思考を展開することで「見えないものを表わす」道筋がINSIGHTOUT®です。そして、U字の思考の実践のためには、洞察と発見に関する具体的な技術が必要です。私たちは、その技術を“INSIGHTOUT STYLE”と呼び、研究業務の中で活用しています。
