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YTTの視野

INSIGHTOUT STYLE 01

大局的な見地に立つと、生活者の大きなベクトルが見えてきます。
YTTとは、Yesterday⇒Today⇒Tomorrow。過去から現在に至る推移から、明日へのベクトルを見出すスタイルです。生活総研では、1986年から『生活定点』調査を継続実施しています。長期に渡って同じ質問を投げ掛け、その回答率の推移を分析するものです。時系列データは、雄弁に生活の動力を物語ります。時を追うにつれ回答率が上昇していく欲求もあれば、下降していく行動もあります。また、ある年を境にV字回復してくる意識もあります。こうした価値観の軌跡を、私たちは「生活波形」と名付け、様々に変化する波の形から、生活の胎動を察知し、未来を展望します。

「生活定点」調査の回答率の推移例

「生活定点」調査の回答率の推移例

「生活定点」調査の回答率の推移例

1992年から2008年にかけて、4つの質問項目の回答率推移を比較してみました。高い教育水準を国の誇りとする意識は下降波形を描き、子供の教養・勉強への投資欲は上昇波形を描いています。「脱・国まかせ」で自前教育へと向かう意識のベクトルが感じられます。また、年金などの将来保障への満足度は下降し、逆に健康・医療にお金を使う志向が高まっています。「老い支度」も自前でということでしょう。人々は社会基盤に頼らず、自分で自分を守る暮らしへと向かっているようです。交差する波形に「セルフ・ディフェンス:自衛生活」という態度が見て取れます。

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