研究レポート

第三弾「家族・夫婦の価値観」編

「家族30年変化」調査結果 第三弾を発表
夫は誠実に、妻はドライになった30年

博報堂生活総合研究所は1988年から10年毎に、サラリーマン世帯の夫婦を対象にアンケート調査「家族調査」を行ってきました(1988年・1998年・2008年・2018年の4時点で実施)。30年間におよぶ時系列分析であることに加え、同一世帯の夫と妻それぞれに同じ質問を投げかけ、反応のギャップをみるという特徴をもった調査です。

6月11日の第一弾7月2日の第二弾に引き続き、今回の発表では第三弾「家族・夫婦の価値観」編として、結婚や家族、夫婦のあり方などに関する価値観の変化に焦点を当て、ポイントとなった調査結果を中心にお伝えいたします。

【調査概要】
◆調査地域:首都40Km圏
◆調査対象:妻の年齢が20~59歳の夫婦が同居する世帯 630世帯(夫630人・妻630人 合計1,260人)
◆調査手法:訪問留置自記入法
(※1988年・1998年・2008年を含む、調査概要の詳細はリリースPDF P.6参照)

【「家族30年変化」調査結果のポイント】

【夫婦の倫理観】
夫は過去30年で最も誠実・妻思いに?

- 「夫の不倫は絶対に許されることではない」との質問に「はい」と答えた夫は過去最高(1988年61.4%→2018年84.3%)、妻のスコア(1988年73.2%→2018年78.3%)をはじめて上回る。
- 「結婚指輪をいつもしている」夫は過去最高(1988年15.8%→2018年40.3%)、「無断外泊したことがある」夫は過去最低に(1998年29.3%→2018年14.8%)

【結婚観・出産観】
離婚の許容度は上がり、「結婚・出産=一人前」の意識は過去最低に

- 「夫婦はどんなことがあっても離婚しない方が良い」との回答は、夫・妻とも過去最低。特に妻で大きく減少(妻 1988年59.7%→2018年24.4%など)。
- 「人は結婚してはじめて一人前」との意識は、夫・妻ともに過去最低に(夫 1988年47.7%→2018年27.8%など)
- 「人は子どもをもってはじめて一人前」との意識も、夫・妻ともに過去最低に(夫 1988年53.3%→2018年30.2%など)。

【家族観】
家族の結びつきへの意識は高まるも、先祖の墓にはこだわらず?

- 「意識して家族の絆を強めることをする方が良い」との回答は、夫・妻とも過去最高に(夫 1988年37.3%→2018年57.8%など) 。
- 「家族は『先祖代々の墓』に入る方が良い」との回答は夫41.4%・妻28.6%で過去最低に

【男女観】
意識の上ではジェンダーフリーが進むも、実践は難しいとの回答

- 「女性は子供ができても外で働いた方が良い」との回答は、夫・妻ともにはじめて過半数に達し過去最高に(夫 1988年31.6%→2018年52.7%など) 。
- 「『女は仕事、男は家庭』という夫婦があってもよい」との回答は夫73.8%・妻82.1%にのぼるも、「自分たちがそうなってもよい」との回答は夫31.4%・妻21.3%に留まる。

 

詳しくはこちらのPDFをご覧ください。

ニュース・リリース資料

PDFを読む

この記事をシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

もっと読み込む

その他の研究をキーワードから探す