キラーデータを探そう

キラーデータを探そう

2026.02.16

Big Data
2026 2 月号

データの海に溺れて分析の方向性を見失ったことはないでしょうか? いくつか興味深いデータは得られたものの、真に問われるのはその発見にどれほどの価値があるかです。「確かにおもしろいね。それで、何なの?」、つまり「おもしろいね」の先にある深い示唆を提示できなければ、「ソレデ? の壁」を突破することはできません。
人びとが今、抱えているアジェンダ(話しあうべき課題)をきちんと把握しつつデータを分析したり、発見されたデータをアジェンダの文脈に乗せたりすることは、意思決定に大きな影響を与えるキラーデータを導き出すための基本の発想法です。

例えば、検索データから導かれた生活者の欲求変化は、コロナ禍という大きなアジェンダの文脈に乗せることで、データとしての重要度を増すことができました。

当たり前だと思う方も多いかもしれませんが、アジェンダが曖昧だったり、人によって認識が違ったりすることはままあります。データは手元にあるがどんな分析から手をつけていいのかわからない、という場合にもこの発想法は有効です。今世の中でホットなアジェンダは何かを考えたり、社内でよく議論されている課題、経営計画などを振り返ったりしてみると、分析の入り口をみつけられるかもしれません。

キラーデータを探そう
「生活者発想の手口」とは?

近年、社会と生活のデジタル化が進むなかで「生活者発想」を実践するには、Long Data / Thick Data / Big Dataという3つの生活者データをもとにした生活者洞察が有効です。本コーナーではそれぞれのデータを活用した手口をご紹介していきます。

Big Dataを用いた手口:
デジタル空間上のビッグデータを活用して行動観察(エスノグラフィ)の視点で生活者の実態を読み解きます。