
じぃーっとみる
2025.07.14
Thick Data聞いたり、測ったりする以外にも私たち生活総研は「観察する」という、素朴ですがものすごい力を発揮する技を持っています。
1980年代から続くこの技。84年の研究レポートを振り返ると、電車やトイレ、風呂場、ベンチ、公衆電話、映画館などさまざまな場所での座席が埋まっていく様子を観察し、人の座り方の法則性を見出そうとしていました。導かれた原則は…
1. 隅っこが好き
2. 人をよけて座る
3. 目的がある場合はかぶりつきが好き
という納得性が高い結果が得られました。みなさまも、いつもは気に留めないようなものこそ、じ~っと観察してみてはいかがでしょうか?新たな気づきが得られるかもしれません。

「生活者発想の手口」とは?
近年、社会と生活のデジタル化が進むなかで「生活者発想」を実践するには、Long Data / Thick Data / Big Dataという3つの生活者データをもとにした生活者洞察が有効です。本コーナーではそれぞれのデータを活用した手口をご紹介していきます。

Thick Dataを用いた手口:
タウンウォッチングに代表される定性的な観察調査を活用して、虫の眼つまりミクロな視点で社会と生活者を覗き込みます。