母にチェックしてもらった服はヨロイのような
安心感
家族みんなが仲良しで7〜8割の時間はリビングで過ごすことが多いというBさん母娘。センスがいい母に洋服を選んでもらい、ファッションチェックをしてもらうことも多いそうです。母親を例えた表現には「ヨロイ」という言葉も「身近で安心できる、強い存在。バトルすることもあるけれど、それもまたヨロイの味みたいに刻まれる」と語っていました。高校の時、生徒会で悩んでいた際は、母と力を合わせた連携プレーで「辞表を叩きつける」ようにうまく辞めることができたとのこと。
話し上手で聞き上手な母
話し好きなBさんは、母の「話が面白いところが好き」と言います。母親の話は「聞いてて楽しいし、否定することなく話を聞いてくれるから自分も話したいなっていう気持ちになれる」そうで、「自分の人生のなかでも救いになった」とも。話し上手なだけでなく、聞き上手なお母さんの様子が伝わってきます。「私が話すことが好きなのも、母の影響がたぶんある」と語ってくれました。
母が選んだ服は友達に褒められる
小学生の頃、お母さんが選んでくれた洋服が友達によく褒められた経験もあり、母親のファッションセンスには絶対的な信頼感があるというBさん。ただ、服を褒められたときは「母に選んでもらったこと」は内緒だという。また、洋服を買うときはお母さんに見立ててもらうため、一緒に買い物に出かけることもあるそうです。実はこれには、「洋服代を支払ってもらえるかも」という娘なりの下心もあるようで。
学校や先生が絶対的な存在ではない時代
お母さんはご自分のことを「少し過干渉かなとも思う」ものの、「それを娘は特に嫌がっておらず、むしろ自分の世代ではあり得ないくらい母親に学校のことも交友関係のことも何でも話す」そうです。「自分の親世代は学校での悩みを話しても、“先生に言われた通りにしろ”だけだった。でも今は、学校や先生も絶対的な存在ではなくなっている。常に子ども側の立場に寄り添ってアドバイスしたり必要ならサポートしているから、信頼して何でも話してくれるのでは」と語ってくれました。
Bさん母(51歳)・Bさん(22歳・大学4年生)
父・母・妹と4人で暮らしているBさん。営業事務として働いていた母はBさんを妊娠したことをきっかけに退職し、その後は専業主婦に。Bさんにとってお母さんは「唯一の話し相手ではないけれど、一番の理解者」だそうです。