3月の消費意欲指数
春の季節消費が盛り上がらず、3月としての過去最低値に
3月の消費意欲指数は45.1点。前月比+4.4ポイントと上昇したものの、前年比は-1.8ポイントで、3月としての過去最低値となりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
3月のポイント
POINT
1
ファッションなどの季節消費への意欲が伸びず、3月としての過去最低値に
1
- 3月の消費意欲指数は、2013年は50.3点、2014年は53.8点とともに50点を超え、季節の変わり目で意欲が高まる月でしたが、消費税増税後の2015年以降は46点前後が続いています。今年についても、調査開始以来の最低値だった前月からは+4.4ポイントと伸びたものの、前年比はマイナスで、3月としての過去最低値となりました。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「春物衣料が欲しい」(2017年3月82件→2018年3月50件)という声が減少したほか、「意欲はあるが、今は様子見」(2017年3月79件→2018年3月90件)という声も若干増加しています。また、特に買いたいモノ・利用したいサービスについても、「旅行」が前年比-24件となっており、記録的な寒波の影響もあってか、春らしい消費への意欲が高まっていないようです。
POINT
2
男性の低調が続くものの、女性若年層は堅調
2
- 1月、2月と男性の消費意欲が低調でしたが、3月も男性が足を引っ張っています(41.7点、女性との差は-6.8ポイント)。
- 一方、女性20代(54.4点、前年比+3.8ポイント)、女性30代(50.5点、前年比+0.1ポイント)は昨年12月以降、比較的安定した消費意欲指数を示し続けており、4月以降の消費意欲はこれらの層がどこまで牽引するかによって変わってきそうです。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |