12月の消費意欲指数
消費意欲指数は56.1点。
低調が続いた前月までとは一転、 2012年4月の調査開始以来、歴代2位の高スコアとなりました。
12月の消費意欲指数は56.1点で、前月比+9.4ポイント、前年同月比+0.7ポイント。例年通り、消費意欲指数が高い月となっています。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
12月のポイント
POINT
1
12月は環境に左右されない安定の月。今年も最高水準の消費意欲指数
1
- 12月はボーナスシーズン、クリスマス、年末年始を迎えて、消費意欲が最も高まる月であり、2012年の調査開始以来55~56点台の安定的に高い消費意欲指数が示されてきました。今年も11月までは、前年同月を下回る月が続きがちでしたが、12月は2014年12月の56.7点(2012年4月の調査開始以来最高値)に次ぐ歴代2位の値にまで上昇しています。どのような経済環境、社会環境にあっても、12月はそれに左右されにくい特別な月のようです。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「クリスマス、年末年始の買い物」や「クリスマスプレゼント、お歳暮などの贈り物」など、季節ならではの出費を挙げる声は前年より増えています(15年12月298件→16年12月369件)。
POINT
2
消費意欲は高まっているものの、具体的な使い道は未定
2
- 特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合は41.5%で、前年とほぼ変わりませんが(+0.2ポイント)、カテゴリー別の内訳を見ると、ファッション以外の多くのカテゴリーが前年より減少しています。これは、買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合は同じでも、各人が具体的に買いたい・利用したいと答えた品目の数が少なかったことを示しています。
- 今年の特徴として、12月くらいは何かに出費したいけれど、具体的な使い道はまだ決まりきっていない人が多いと考えられ、実際の消費が伸びるためには、各カテゴリーがどれだけ需要を喚起できるかが鍵となりそうです。
(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
---|---|
調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |