12月の消費意欲指数
好調だった前年同月をさらに上回り、
消費意欲指数は、調査開始以来最高値に

12月の消費意欲指数は56.9点。前月比+8.8ポイント、前年同月比+0.7ポイントで、調査開始以来の最高値となりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向

前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
12月のポイント
POINT
1
消費意欲指数は調査開始以来の最高値を記録
1
- クリスマスや年末年始を控える12月は例年、消費意欲が最も高まる月です。今年12月の消費意欲指数は56.9点で、これまでの最高値の56.7点(2014年12月)をわずかながら上回り、調査開始以来の最高値となりました。
- なお、今年は2月に過去最低値も記録しており、山と谷の差が大きな1年でした。消費意欲指数が50点を上回った月の回数を見ても、調査開始年の2013年の5回から年々減少しており、今年は昨年に引き続き1月と12月の2回のみとなりました。年末年始に突出して意欲が高まり、それ以外の月には高まらないという傾向が定着しつつあるようです。
POINT
2
日頃の節約から解放されたい気持ちが、指数を引き上げている
2
- 高い指数を示した人の消費意欲の理由(自由回答)を見ると、クリスマスや年末のセールといった季節消費への意欲は前年と同水準である一方、「買い物していない反動、ストレス発散、自分にご褒美」(16年12月18件→17年12月30件)をあげる人がやや増えています。また、特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳では、前年同月に比べて20件以上増えているカテゴリーは見当たりません。具体的な消費対象があるからというより、この時だけは消費を楽しみたいという気持ちの高まりが消費意欲を引き上げているようです。
POINT
3
女性の消費意欲指数も過去最高値に
3
- 今年は、消費のけん引役である女性の消費意欲指数が伸び悩む月が多く、7月、8月、9月にはそれぞれの月の最低値を記録。しかし、10月以降は前年同月を上回り、12月は調査開始以来の最高値となりました。特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳を見ると、インテリア用品(前年同月比+25人)、化粧品(前年同月比+15人)が前年から大きく増加しており、自分自身や自分の身の回りの生活を充実させるために出費しようとする意欲が見られます。
ニュース・リリース資料



(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |