11月の消費意欲指数
秋の行楽への意欲が高まらず、消費意欲指数は11月としての過去最低水準に

11月の消費意欲指数は46.7点。前月比+0.2ポイント、前年比-1.4ポイントと、前年からはマイナスとなりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向

前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
11月のポイント
POINT
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消費意欲指数は伸び悩み。背景に異常気象も影響か
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- 11月の消費意欲は、11月としての過去最低値だった2016年(46.8点)と並ぶ過去最低水準となりました。11月は1年で最も意欲が高まる年末年始を控え、指数が高まりにくい月ですが、消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「意欲はあるが今は様子見」の声が前年よりも増えた(17年11月86件→18年11月99件)ほか、特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳を見ても、「旅行」(前年比-43件)、「レジャー」(前年比-22件)、「外食」(前年比-36件)など、秋の行楽に関係するものが大幅に減少しています。
- 背景には、異常気象の影響もうかがえます。消費意欲指数の理由のうち、秋口の「季節の変わり目の買い物」は例年10月がピークで、11月には減少する傾向がありますが、今年は10月より11月の方が若干多くなっています(18年10月21件→18年11月26件)。夏の猛暑の後もなかなか涼しくならず、季節がずれこんだことの影響が感じられます。
- なお、先月から出始めた「消費税増税」を懸念する回答は、今月も14件挙がっています(17年11月4件→18年10月18件、18年11月14件)。
POINT
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女性は4年連続の50点台も、男性のセーブ意識は緩まず
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- 9月以降の男女の動きは対照的なものとなっています。9月は男女とも消費意欲指数が落ち込みましたが、男性がその後も低下しているのとは逆に、女性は上昇を続け、今月は11月としては4年連続の50点台となっています。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「今月までに多く使った反動でセーブ」という声が、女性では徐々に減少しているのに対し(9月95件→10月69件→11月32件)、男性では変化が少なく(9月57件→10月46件→11月41件)、男性はセーブ意識を緩められないでいるようです。
ニュース・リリース資料



(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |