[みんな]を巡る問い

なんで今、[みんな]? 戻る

衆やマスというマーケティング視点を
離れ、[みんな]という生活者視点で
人のまとまりを捉え直す試み
大衆や分衆、マス、クラスタ、層……。
マーケティングの世界では、生活者のまとまりを表す言葉がたくさん生み出されてきました。
しかし、かつてのようにほとんどの人が同じような商品を買い、
同じ番組を見るということはなくなっています。
現在はもはや、まとまりなどない個の時代だともいわれています。
そのため、「衆」や「マス」といった捉え方自体も、あまり見聞きしなくなってきました。

一方で、生活者の日常会話のなかでは、
「みんな持ってるよ」「みんなやってるよ」といった言い方が
いまだによく使われています。
人と同じことを楽しんで盛り上がりたい、人並みを探りたい、
という生活者の欲求は決してなくなっていないのではないでしょうか。

生活者のまとまりが見えにくくなった今だからこそ、
生活総研はマーケティングの言葉を離れ、[みんな]という生活者が使っている言葉に注目しました。
[みんな]の集まり方を捉え直すことで、新たな衆の力学を発見できるのではと考えたのです。

はたして、今の時代の[みんな]をどう捉えればいいのでしょうか。
それは、モノだけでなくヒトまでもデジタルでつながった、
「IoH(Internet of Human)」が本格化していくこの先の未来に、
どう進化していくのでしょうか。

Saya(サヤ)

TELYUKAが生み出した3DCGの女子高生キャラクター。
初公開時は静止画だったが、2016年には動きがつき、
2018年には表情認識AIを取り込むなど、進化と成長を続けている。
Sayaproject.com

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