みらい博
少し先の日本の未来像を様々な角度から描き出す「未来のくらし」の博覧会
これまでのみらい博
これまで、孤独や少子化といったネガティブな文脈で語られることが多かった「ひとり」。ですが、私たちが1993年と2023年に行った定量調査のデータや生活者へのインタビューによると、生活者の「ひとり」観は、どうやら変わってきているようなのです。
本研究では日本の「ひとり」が持つ熱くポジティブなエネルギーに迫り、そこから発見した日本全体に眠る大きなポテンシャル「ひとりマグマ」をご紹介します。
「ひとりマグマ」とは?
日本全体に、解放しきれず溜まっている、「ひとり」を求めるエネルギーのこと。
「ひとりになりたい」「ひとりでやりたい」といった「ひとり」欲求を解放して、ひとりを満喫している人もいれば、さまざまなハードルにより「ひとり」欲求を解放しきれていない人も約7割※いる。
※生活総合研究所「日常生活に関する意識調査(第3回)」より
1万日誕生日、 ひとりで過ごしました。
自分を愛でるアニバーサリーさん
ひとりの時間は、 ないと怖いです。
アゾットさん
面白いハプニングは、 ひとりだから 探せるんです。
スピバンギャさん
ひとりフレンチは お酒の複雑な香りと味を 記憶に残せる。
旅するシャンパン・マダムさん
「没入」と 「リピート」は、 ひとりの特権。
ソロコさん
ひとりで活動する人は 自分が好き なんじゃないかな。
RYOMAさん
ひとり行動を重ねて 知らない人に対する コミュ力が上がった。
歩く人さん
ひとり時間を仕組み化したくて ネットにつながらないスマホ 持ってます。
深く自分に入り込むさん
「ひとりOK」を 明記しているお店は ありがたいです。
ちーままさん
ひとりの方が ホテルステイを 細部まで堪能できる。
まろさん
ひとりだと 仕事などとまったく関係ない 新しい仲間に出会える。
推し活さん
ひとりで内省すると、 自分のなかに 新しい思想が芽生えます。
サウナゆゆさん
「孤独」と「孤立」は、
分けて考える必要があります。
「孤独」は幸福度を下げますが、 「孤立」は幸福度を下げない
という研究があります。
慶應義塾大学大学院
システムデザイン・マネジメント研究科教授
前野隆司さん
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