研究タグ
2019.10.17

平成~令和の消費論 第1回

「100均」「フリマアプリ」人気が示す、女性の「お得さ」志向

執筆者:十河研究員

こちらは、MONEY PLUSからの転載記事です。

博報堂生活総合研究所は今年、「消費」をテーマに研究を行いました。この連載では、全国の15~69歳の男女1万人を対象に実施した「消費1万人調査」と、生活者から直接話をうかがったデプスインタビューの内容を中心に、生活者の間に生まれつつある新しい消費観・消費行動について解説していきます。

「消費1万人調査」のなかで、平成に登場した商品・サービス・政策・流行などを生活者に提示し「自身の買い物や消費、お金のやりくりに対する考え方・行動に大きな影響を与えたと思う」ものを回答してもらったところ、様々なことがみえてきました。

平成の消費を変えたのは、ネットとディスカウント


まずは、15~69歳の男女1万人全体での結果を見てみましょう。 1位「携帯電話・スマートフォン」、2位「インターネット通販」、3位「パソコン」と、インターネット関連の商品・サービスが上位を独占。4位以下をみても、6位「電子マネー」や9位「SNS」がランクインしています。

「いつでもどこでも買える」インターネットの登場で利便性が高まったことに加え、特にスマートフォン・SNSの登場により「商品の情報が得やすくなった、比較しやすくなった」ことで、買うものや買い方の選択肢が広がったことが大きいようです。

またほかに、ディスカウントショップや商品も多くランクインしています。4位「100円均一ショップ」、7位「ファストファッション」、10位「PB(プライベートブランド)」です。90年代後半に登場したこれらのお店・商品が、特に消耗品の相場を大きく引き下げたことで、多くの票を集めたのではないでしょうか。

男性は便利、女性はお得に関するものが上位


続いて、男女別の結果も見てみます。男性では、2位「パソコン」に加え、6位「コンビニエンスストア」(女性より+4.5ポイント)の割合が高くなりました。「いつでも・どこでも買い物ができる」というように、買い物の利便性を高めたものを挙げた人が多いようです。

一方女性は、2位「100円均一ショップ」、6位「ファストファッション」に加え、「フリマアプリ(男性21位:10.9%、女性12位:18.7%)」も男性より7.8ポイント高くなりました。安価なだけでなく、思わぬ掘り出し物に出会える「お得さ」に票が集まっています。
加えて特徴的なのは、4位の「断捨離」です。自由回答では「断捨離を知ってから、本当にほしいものだけを買うようになった」といった声が聞かれました。なお、断捨離は全体でも5位にあがっており、次回(第2回)の記事で詳しく触れたいと思います。

→続きはMONEY PLUSのページからご覧ください。

この記事をシェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加
その他研究活動

買い物慎重派が60万円の高級時計を購入、決め手はサブスクでの“出会い”

2019.12.26
その他研究活動

夢は「日常生活すべてのサブスク化」
定額サービスを駆使する20代女性の価値観

2019.12.17
その他研究活動

2020年の生活者展望

2019.12.13
その他研究活動

フリマアプリで5000回取引、ヘビーユーザーの20代女性が買う“意外なもの”

2019.11.22
その他研究活動

「消費のルール」に縛られない10代、個人間取引の利用率は40代の2.5倍以上

2019.11.05
その他研究活動

人気コスプレイヤー・伊織もえさんに聞く 仮装とは大分違う「本気コスプレイヤー」の世界

2019.10.29
その他研究活動

消費意欲低下は「ものづまり」が原因? 回避策は“手放す前提”の買い方

2019.10.24
その他研究活動

サマーセミナー2019 「消費対流
~『決めない』という新・合理~」を開催

2019.09.13
その他研究活動

“人気”と“おすすめ”は何が違う?
博報堂とヤフーが探る「みんな」の正体

2019.06.04
その他研究活動

【NHK放送文化研究所×博報堂生活総合研究所】 変わる「家族観」と変わらない「仕事観」 ──二つの長期時系列調査にみる生活者の意識変化

2019.06.04
その他研究活動

【時東ぁみさんインタビュー】アイドル、防災士、チャリティ……。いろいろな活動で、たくさんの人を笑顔にしたい──「アイドル」の平成30年史

2019.05.17
その他研究活動

【菊池武夫さんインタビュー】 洋服はカルチャーの一部だと思う──ファッションの平成30年史

2019.04.24

もっと読み込む

その他の研究をキーワードから探す