サブスク生活で家計費を固定化
家計費はできるだけ固定化して、生活費のやりくりに頭を使わないようにするほうが効率的だと思っています。そうすれば仕事のようなクリエイティブなことや、人生のなかでもっと重要なことに頭を使えるからです。家計費の固定化のためには、サブスクリプションはとても便利なので、ありとあらゆるサービスを試してきました。
例えば、食料品と日用品は、坂ノ途中(野菜のサブスクリプション)とAmazon Prime Nowの宅配便でほぼ済ませています。ほかにも、毎月定額で服が届くairClosetや、気軽に家具を借りられるCLASも利用しています。毎月の費用の計算も楽ですし、「今日何を着ていこう」ということに悩まなくてよくなったので、とても助かっています。
「いつでも変えられる、手放せる」
という安心感
リアル店舗はほぼ行かないです。リアル店舗は何がどこにあるか探すのが大変ですし、重い荷物が腕に食い込む感じも嫌で。スーパーにもここ半年は行ってないですね。それに、ものはできるだけ持ちたくなくて。買うのって、後には引けない感じがあるじゃないですか。返品も手間だし、フリマアプリで売ろうとしても、売れなければいつまでも残りますし。実際、アメリカに交換留学していたとき、ストレス発散のために安い服を爆買いしていたんですが、帰国後に処分にほとほと困りました。
その点、持たなければとても気が楽です。持っていると定期的なケアが必要ですが、airClosetなら洗濯から解放されます。また、家具を捨てるのは手間もコストもかかりますが、CLASならいつでも返せるので引越しも楽です。
airClosetでは月に約1万円払っていますが、元々年に12万円分も服を買っていたかというと、そんなことはありません。でも、好きなときに変えられるということが私にとっては重要で。サブスクにかけるお金はそういう安心感のための費用、持たないでいるための費用だと思っています。
購入のきっかけは
「自分と価値観の似ている人」
基本的にはあまりものを買いませんが、買うときにはレビューをかなり読み込んでいます。失敗したくないので、返品が楽にできるかどうかも大事です。購入に至るきっかけになるのは、周囲の人の意見です。例えば、airClosetで借りた服のうち「似合うね!」と言ってもらえたものを買ったり、友人に「冷蔵庫ほど大が小を兼ねるものはない」と言われて冷蔵庫を新調。また、マットレスや調理家電も、職場の人や友人に強くすすめられたので買いました。職場の人や友人には価値観が似ている人が多いので、彼らの言うことなら間違いないかな、と思って買っています。
どこでも生きられる自分でありたい
サブスクリプションのメリットは、常に新しい体験ができることにもあります。坂ノ途中は旬の珍しい野菜と一緒にレシピも送られてきますし、山西牧場の定期便では毎月様々な種類の豚肉が届くので、毎月新しい料理に出会える楽しみを味わうことができてワクワクします。また、去年から6curry(カレーレストランのサブスクリプション)も使いはじめました。いつでもひとりでふらっと行ける店が欲しいと思って始めたのですが、小さいお店なので自然と隣の人と会話がはじまりますし、招待制だからか価値観が似ている人が多くて、交流するのも楽しいです。食事に加えて交流もできるので、とてもコスパがいいんです。元々ベンチャー界隈の出身ということもあって、新しいものについていけなくなるのは怖いと思っていて。コンフォートゾーン(不安にならない行動範囲)を広げて、どこでも生きられる自分であるために、体験にかけるお金は惜しまないようにしています。
さらに身軽な生き方に向けて…
もうすぐ引越しを控えているのですが、今あるテーブルやラグ、洗濯機は手放します。足りない家具はCLASとairRoom(家具のサブスク)で借り、洗濯は宅配洗濯代行のしろふわ便で済ませる予定です。初めてひとり暮らしをしたときに買った家具をようやく手放せるのがとても嬉しいです。引越しをするごとに身軽になってきていて、理想の生き方に近づいてきている気がします。