7月の消費意欲指数
7月の消費意欲指数は、例年並みの上昇で今年の最高値に
女性を中心に外出関連カテゴリーが前月から増加
2021年7月の消費意欲指数は48.9点。前月比は+3.7ptと上昇するも、前年比は-2.9ptの低下となりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
7月のポイント
POINT
1
消費意欲に対するコロナの影響は減り、指数は例年並みの水準に回復
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- ボーナスシーズンを迎える7月は、例年消費意欲指数が上昇する月で、今年も前月比+3.7ptと大きく上昇し、今年の最高値
となりました。自粛緩和や特別定額給付金が影響して高スコアだった前年よりは低下していますが、48.9点は7月としては例
年並みの水準です。 -
消費意欲指数の理由(OA)をみると、 「ボーナスが入った/入る(6月35件→7月56件)」や「季節柄の出費や意欲向上(6月
59件→7月73件)」といった、消費にポジティブな回答は前月から増加しています(6月319件→7月380件)。また、「コロナで
外出や買い物自粛(6月123件→7月74件)」「コロナへの感染不安(6月61件→7月29件)」などのコロナを要因とする消費に
ネガティブな回答は、前月から大きく減っています(6月236件→7月157件) 。 -
前年と比べると、コロナに関して「自粛の反動で外出・買い物したい(20年7月80件→21年7月22件)」などのボジティブな回
答(20年7月216件→21年7月46件)、および「コロナで外出や買い物自粛(20年7月109件→21年7月74件) 」「収入減・仕
事減(20年7月59件→21年7月12件) 」などのネガティブな回答(20年7月290件→21年7月157件)ともに減少しており、消
費意欲に対するコロナの影響は、前年7月ほどではなくなっているようです。 -
一方で、「コロナの状況が緩和・収束しそう(20年7月37件→21年7月15件)」といったポジティブな回答も減少し、コロナ収束
に対する見方は1年前より慎重になっていることは、今後も注視していく必要がありそうです。
POINT
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「ファッション」「旅行」「化粧品」のカテゴリーが女性を中心に前月比増
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- 「特に買いたいモノ・利用したいカテゴリーがある」人は28.9%で、前月比は+1.2ptで微増、前年比は-4.0ptと低下しました。
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カテゴリー別の消費意向では、前月比で「ファッション」「旅行」「化粧品」の3カテゴリーが20件以上増加しており、特に女性で
の増加が目立ちます(「ファッション:+31件」「旅行:+20件」「化粧品:+21件」)。また、前年比では、「化粧品」のみ20件以上増加
で、「外食」「旅行」「レジャー」「家電・AV」「PC・周辺機器」は20件以上減少しています。 -
昨年、自粛への反動やイエナカ充実で消費意向が高まっていたカテゴリーは落ち着きを見せていますが、女性を中心に外
出を意識したカテゴリーは前月より増加しています。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |