2022年5月 新型コロナウイルスに関する生活者調査
5月の「生活自由度」は2か月連続で上昇し、60.9点に。「不安」も「行動の抑制」も引き続き緩む
博報堂生活総合研究所は2022年5月、新型コロナウイルスが流行している昨今の生活者意識や行動について「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を実施しました(調査期間は5月6〜9日、対象は首都圏・名古屋圏・阪神圏の20〜69歳の男女1,500名。調査概要はPDFの4ページ参照)。
【調査前の状況】3月21日にまん延防止等重点措置が全面解除された後、新型コロナウイルスの新規感染者数は、4月上旬に増加の兆しをみせましたが、その後は、全国的にも東京や大阪など大都市圏でも減少傾向が続きました。ただし、4月下旬になると過去最多を更新した自治体も出現し、地域差もみられる状況となりました。その中で3年ぶりに緊急事態宣言などの行動制限が一切ないゴールデンウィークがスタート。繁華街や観光地が人出で賑わっているとの報道がなされていた中での調査です。
新型コロナウイルス影響下での「生活自由度」
暮らしの自由度について感染拡大以前の普段の状態を100点とすると、現在は何点くらいかをきいたところ、2022年5月は60.9点となりました。先月からは0.9pt増と微増ながら2か月連続で上昇し、今年1月以来の60点台になりました。前年同月との比較でも7.6pt増と大きく上回っています。
新型コロナウイルス影響下での意識・行動
【不安度】は前月と比べてほとんどの項目で減少。「海外の情勢」(74.7%、4.3pt減)、「情報の不足や不確かさ」(59.0%、3.5pt減)が目立ちます。【行動の抑制度】は「旅行・レジャー」(65.9%、8.7pt減)、「体験型エンタメ」(60.8%、8.7pt減)をはじめ、すべての項目で前月より5pt以上減少しました。【行動の実施度】では多くの項目が前月から減少。「家の中でできる娯楽」(55.0%、6.3pt減)、「インターネット通販や出前の利用」(37.2%、5.8pt減)などインドアの活動が減少しています。
詳しくは、こちらのPDFをご覧ください。