コロナ禍と生活者

コロナ禍における生活者の暮らしや価値観の変化をお伝えします。

2022年8月 新型コロナウイルスに関する生活者調査

8月の「生活自由度」は58.5点で、4か月ぶりに50点台に低下。「行動の抑制」が再び強まる

博報堂生活総合研究所は2022年8月、新型コロナウイルスが流行している昨今の生活者意識や行動について「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を実施しました(調査期間は8月4〜8日、対象は首都圏・名古屋圏・阪神圏の20〜69歳の男女1,500名。調査概要はPDFの4ページ参照)。

【調査前の状況】6月末から増加に転じた新規感染者数は7月に入っても急増し続け、月末には1日あたり全国で20万人超、東京都で4万人超を記録。調査直前の8月2日時点には全国で26万人超と最多更新。全国の各自治体でも過去最多更新の報道が続き、年明けの第6波をはるかに上回る「第7波」に見舞われました。重症者数や死者数も絶対数が増加し、医療ひっ迫を招く事態となり、全国の自宅療養者数も過去最多を更新。どこまで感染者数が増加するのかが見通せない中での調査です。

新型コロナウイルス影響下での「生活自由度」

 

暮らしの自由度について感染拡大以前の普段の状態を100点とすると、現在は何点くらいかをきいたところ、2022年8月は58.5点となりました。先月からは4.2pt減となり、5月から3か月連続で続いていた60点台を割り込みました。なお前年同月との比較では3.8pt増となっています。

※調査では小数第2位まで集計していますが、本稿は小数第1位まで(小数第2位を四捨五入)を表示しているため、点数差は見た目の数値と異なる場合があります。

 

新型コロナウイルス影響下での意識・行動

【不安度】は前月と比べて「自分や家族の健康」(66.1%、7.3pt増)が大きく増加しています。【行動の抑制度】では前月から全項目で増加。「不要不急の外出」(66.5%、9.1pt増)、「外食」(61.5%、8.8pt増)、「体験型エンタメ」(62.9%、8.4pt増)など5pt以上増加した項目が目立ちます。【行動の実施度】では前月に比べて、「テレワーク」(有職者のみ、30.1%、6.7pt増)、「家の中でできる娯楽」(58.9%、6.3pt増)、「インターネット通販や出前の利用」(39.7%、5.0pt増)など、インドア型の行動の増加が目立っています。

 

詳しくは、こちらのPDFをご覧ください。

ニュース・リリース資料

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