2023年3月 新型コロナウイルスに関する生活者調査
3月の「生活自由度」は64.9点で、過去最高値を更新。 「不安」は残るが、「行動の抑制」は緩む
博報堂生活総合研究所は2023年3月、新型コロナウイルスが流行している昨今の生活者意識や行動について「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を実施しました(調査期間は3月2〜6日、対象は首都圏・名古屋圏・阪神圏の20〜69歳の男女1,500名。調査概要はPDFの4ページ参照)。
【調査前の状況】新型コロナウイルスの全国の新規感染者数は、1週間平均で1日あたり2月1日の5万人弱から、3月1日には1.2万人弱へと減少を続けました。同時期の死者数も、1週間平均で1日あたり約300人から80人弱へと減少。2月10日には3月13日以後のマスク着用緩和の方針が政府から発表されるなど、行動緩和ムードが高まる中での調査です。
※【お知らせ】「新型コロナウイルスに関する生活者調査」のニュース・リリースは、今回をもちまして終了いたします。
3年にわたり、誠にありがとうございました。
新型コロナウイルス影響下での「生活自由度」
暮らしの自由度について感染拡大以前の普段の状態を100点とすると、現在は何点くらいかをきいたところ、2023年3月は、前月の63.4点から1.6pt増加して64.9点と過去最高値を更新しました。なお前年同月との比較では、7.8ptの増加となっています。
新型コロナウイルス影響下での意識・行動
【不安度】は前月からは「行政の対応」(69.7%、2.6pt減)が微減した一方、「情報の不足や不確かさ」(59.8%、2.3pt増)、「自分や家族の仕事・収入」(60.8%、1.9%増)など微増した項目がみられます。【行動の抑制度】は前月からすべての項目で減少。「旅行・レジャー」(51.5%、4.8pt減)、「体験型エンタメ」(46.4%、3.7pt減)などが目立ちます。【行動の実施度】では前月に比べ、「感染対策商品や日用品の備蓄」(60.2%、3.3pt減)が減り、「お店・団体の支援」(20.1%、4.6pt増)が増加。「テレワーク(※有職者ベース)」(28.9%、4.2pt増)なども増えています。
詳しくは、こちらのPDFをご覧ください。