コロナ禍と生活者

コロナ禍における生活者の暮らしや価値観の変化をお伝えします。

2022年3月 新型コロナウイルスに関する生活者調査

3月の「生活自由度」は57.1点で、先月からほぼ横ばい。 「行動の抑制」はやや緩む

博報堂生活総合研究所は2022年3月、新型コロナウイルスが流行している昨今の生活者意識や行動について「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を実施しました(調査期間は3月3〜7日、対象は首都圏・名古屋圏・阪神圏の20〜69歳の男女1,500名。調査概要はPDFの4ページ参照)。

【調査前の状況】2月初めに34県が対象だった「まん延防止等重点措置」は、中旬に山口県など一部で解除されたものの、首都圏・関西圏・中京圏を含む各都道府県では2度延長され3月21日まで継続。2月5日に1日10万人を超えた新規感染者数は、2月下旬に緩やかに減少を始めるも、3回目のワクチン接種率は2月末で対象者の約2割にとどまり、高齢者を中心に死者数も増加傾向をみせ、医療のひっ迫も続きました。月末にはロシアによるウクライナ侵攻の報道が始まり、そちらへの関心が高まる中での調査です。

新型コロナウイルス影響下での「生活自由度」

 

暮らしの自由度について感染拡大以前の普段の状態を100点とすると、現在は何点くらいかをきいたところ、2022年3月は57.1点となりました。先月からは0.3pt減と、ほぼ横ばいです。前年同月との比較では0.4pt上回っています。

※調査では小数第2位まで集計していますが、本稿は小数第1位まで(小数第2位を四捨五入)を表示しているため、点数差は見た目の数値と異なる場合があリます。

新型コロナウイルス影響下での意識・行動

【不安度】は前月と比べて「海外の情勢」(79.9%、14.0pt増)が突出して増加しました。「情報の不足や不確かさ」(63.3%、3.4pt増)が続き、それ以外は微増した項目が多いです。【行動の抑制度】はすべての項目で減少しました。「不要不急の外出」(74.3%、5.3pt減)、「交友・交際」(73.7%、4.8pt減)などです。【行動の実施度】では大きな増減は見られません。増加では「お店・団体の支援」(20.5%、2.6pt増)、減少では「十分な運動・栄養・睡眠」(72.8%、3.8pt減)などです。

詳しくは、こちらのPDFをご覧ください。

ニュース・リリース資料

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