生活定点2008 分析レポート
生活総研では、生活者の意識や行動の変化から将来の価値観や欲求の行方を展望するため、同じ条件の調査エリア・調査対象者に対し、同じ質問を繰り返し投げかける定点観測型のアンケート調査「生活定点」を隔年で実施しています。
衣食住、健康、学び、働き、消費・お金、余暇、遊び、家族、情報など、生活を360度の視野で捉える質問は約2800項目(2008年度時点)にも及び、首都圏と阪神圏の20歳〜69歳男女については、時系列データを追えるのが「生活定点」の最大の特長です。
こうした時系列データでグラフを描けば、過去から今にかけて生活者がどのように変化し、どんな生き方をしようとしているのか、 「生活波形」の軌跡を一望することができます。
本レポートでご紹介するのは、1992年から2008年までを貫く「生活波形」の分析結果です。1992年のバブル崩壊後、失われた10年を経て、2002年から「いざなぎ越え」といわれたように緩やかですが戦後最も長い経済成長を遂げたものの、2008年に入り、再びサブプライム問題に端を発するアメリカ経済破綻の影響を受け、暮らしの足元がぐらつく生活者。このように激変する日本社会にあって、生活者や暮らしはどのように変化してきたのか。「生活波形」の分析結果から見えてきた生活潮流を20のトピックスとしてまとめました。