11月の消費意欲指数
ネガティブな消費態度がやわらぎ、
秋の行楽への意欲高まる
11月の消費意欲指数は48.1点。前月比+1.6ポイント、前年同月比+1.3ポイントと、前月比・前年同月比ともにプラスとなりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
11月のポイント
POINT
1
秋の行楽への期待大きく、年末年始に向けて消費意欲が上向く気配
1
- 消費意欲指数は、急降下した9月から徐々に回復し、11月は前年同月比+1.3ポイントの48.1点となりました。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)では、「欲しいものがない、消費意欲がない」という声が減少(16年11月446件→17年11月407件) 。特に買いたいもの・利用したいサービスについても、あると回答した人の割合は29.8%(前年同月比+1.2ポイント)で、内訳を見ると「レジャー(前年同月比+24人)」「旅行(前年同月比+21人)」「外食(前年同月比+19人)」などが増加しています。秋らしい行楽への意欲が高まり、消費に消極的な態度が薄らいでいることがうかがえます。
- また、節約意識に関する声は増えているものの、増えているのは「冬、年末のために節約・我慢したい」という声(16年11月77件→17年11月93件)であり、消費の山場である年末年始に向けて消費意欲が上向く気配も感じられます。
POINT
2
先月低調だった男女20代の意欲も回復
2
- 10月に大きな落ち込みを見せた男女20代も、11月の消費意欲指数はともに回復しました(男性20代:47.9点/前月比+5.7ポイント、女性20代:57.8点/前月比+10.6ポイント)。また、特に買いたいもの・利用したいサービスについても、あると回答した人の割合は男性20代が41.9%、女性20代が48.8%と、いずれも前月から大きく上昇しています(男性20代:前月比+12.9ポイント、女性20代:前月比+16.6ポイント)。男性20代ではファッションや旅行が、女性20代は化粧品、ファッションなどがけん引した形です。
- なお男性20代は、消費意欲指数を前年同月比で見た場合も、+4.3ポイントと大きく伸びています。女性20代は、前年同月比-0.1ポイントとほぼ前年並みではあるものの、2015年以降11月の指数は58点前後の高い水準で安定しており、12月に次いで意欲の高まる月となっています。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |