調査からみる未来の時間風景

曖昧になっていると思う、
「時間の区切り」

「朝残業」「昼飲み」「ナイトレジャー」など、「一般的にはこの時間にやるもの」と思われていた行動を異なる時間にシフトする動きが出てきています。そこで、生活者自身や身の周りで、「平日/休日」「公/私」「朝/昼/夜」などの時間の区切りが曖昧になっていると感じるエピソードを尋ねてみたところ、様々な声が集まりました。
生活者は、「いつ〇〇すべき」といったこれまでの常識を超えて、自分の時間を自由に使うようになりつつあるようです。

平日/休日
YouTubeを配信して暮らしている人は、平日か祝日かに関係なく動画を撮ったり編集したりしている (24歳女性・大阪府)
会社でチャットワークを導入していて、自分が休みの日も時間に関係なくチャットがスマホやパソコンに届くので、休みの日も仕事を完全に忘れるなんてできない (45歳女性・大阪府)
客と接することがない部署の人たちは、服装が自由になり、休日と同じスタイルになっている。まだ慣れないせいか、誰だかわからないし、本人たちも自分じゃないみたいだと言っていた (57歳女性・福岡県)
副業を3つ4つこなしている人がいる。いつ休んでいるのか時間の区切りがなさそう (21歳男性・静岡県)
平日にショッピングやレジャー関連施設に行くと、わりと人がいる。子どももいる (29歳男性・佐賀県)
平日の16時にはじまる子どもの習いごとに、フレックス勤務をしている大人の男性も来ている (57歳男性・北海道)
土日に会社に行った方が、話しかけられることもなく仕事がはかどり時短になる (43歳女性・東京都)
ネットワークサーバーの管理をしている40代の友人は、ネットワークにアクセスすれば仕事ができるので、平日休日は関係なく必要なときに対応している (43歳男性・東京都)
50代の上司は仕事が終わった深夜に副業で配達の仕事をすることがあるようで、休みの区切りがないようだ (30歳男性・新潟県)
お客さまとLINEを交換したことにより、休日にも連絡が来るようになり、既読にならないと休み明けに文句を言われたりする同僚がいる (42歳女性・大阪府)
公/私
2人で組んで仕事をしている50代女性が、常にポケットに携帯電話を持ち、常にオープンな感じで「ちょっとすいません」と言ってLINEの返信をしている (64歳女性・香川県)
フリーランスで働いている友人は自分の好きな時間に仕事をしている。家でも仕事をしていて、プライベートと仕事の境がとても曖昧 (31歳女性・静岡県)
仕事の合間に時間休を取り、ミニコンサートに行ったり有意義に使ってる人がいる (29歳女性・新潟県)
仕事中に私用のメールは当たり前になっている。小学校からもメールで連絡が来るのだから、確認しないわけにはいかない (39歳女性・新潟県)
小学校の授業参観などの行事に、お父さんがわりと参加している。その時間だけ抜け出して見に来ているようだ (46歳女性・愛知県)
フリマアプリの発送やメッセージのやりとりを仕事のある日の昼休みにしており、本業の合間に副業をしているといえるかも (39歳女性・宮城県)
2歳児を家で見ながら在宅ワークをしているので、仕事と家事、育児のメリハリがついていない (31歳女性・広島県)
朝/昼/夜
モーニングサービスをやっている居酒屋では、朝食を食べている人と飲酒している人がどちらもいるので不思議な感覚になる (23歳女性・宮城県)
20~30代の女性でも仕事終わりの夜遅い時間に習いごとをしたりしているのは自分の若いときとは違うなと思う (56歳女性・大阪府)
たまにラブホテルの前を通ると昼に満室 (57歳男性・北海道)
昼間から飲酒をしている高齢者が集まる居酒屋などを見かける。彼らは早くから飲みはじめ夕方には寝てしまうのだろうから、普通の人より1日が早くはじまっているのだと思う (62歳女性・東京都)
フレックスを導入している会社が増えたためか、電車のラッシュ時間が長くなっていると感じる。10時台でも混雑している (46歳女性・埼玉県)
24時間営業している店舗があるし、ネット店舗もいつでもどこでも利用できるので、買い物をするのに時間を気にしないようになった (60歳女性・東京都)
子ども会の役員のグループLINEが、夜11時頃まで交わされていて寝られない (46歳女性・宮城県)