調査からみる未来の時間風景

Yahoo! JAPAN 行動ビッグデータ分析 デジノグラフィで
明かす
行動の年代差

大手ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」には、検索から買い物、記事・動画視聴まで、生活者の様々な行動データが蓄積されています。生活総研が提唱する「デジノグラフィ」の手法を用い、運営元のヤフー株式会社のご協力のもとで、デジタル空間上の行動に表れる時間の使い方の年代差を探りました。

買い物行動

20代は50代の
1.2倍速で商品を決める

Yahoo!ショッピングでの買い物行動に年代差が表れました。商品の購入までにかかる所要時間を年代別に分析すると、20代は16分を下回り、20~60代のなかで最短でした。最も時間をかけている50代(19分)と比べ1.2倍の速度で買い物の意思決定をしていることになります。購入までの所要時間は若い年代ほど短く、それだけ短時間で意思決定を行っていることがうかがえます。また、2016年に比べると各年代で所要時間は減少しており、全体としてもより意思決定が高速化していることがわかります。

Yahoo!ショッピングにおける
各年代の商品購入までの所要時間
グラフ

情報閲覧行動

20代の画面スクロールは全年代で一番短い

スマホ版のYahoo! JAPANトップページでは、ユーザーはどのくらい下方の記事まで読んでいるのでしょうか。上から何番目の記事までが読まれているか年代別に分析すると、若い年代ほど上位の記事までしか読まず、画面の下の方まではスクロールしない傾向がみえてきました。上の年代の方が上から下まできちんと読もうとする傾向があり、31番目の記事までしか読まない20代と、41番目の記事まで読む40代には、およそ10記事分の開きがあります。

スマホ版トップページにおける
各年代が閲覧する最も下部の記事の順位
グラフ