生活総研刊行物
BIG PRESENTATION 2015
デュアル・マス
発行日:2015/02/20
価格:絶版
概要
戦後70年、戦後レジーム(55年体制)成立から60年を迎える2015年。生活者はますます見えにくくなっています。情報は爆発し、趣味嗜好は多様化。スマートフォンの普及と共に生活者自身がソーシャルメディアで情報発信を始めた今、その興味関心は時々刻々と目まぐるしく変化しています。この時代、私たちはいかに生活者を把握すべきなのでしょうか?
最新テクノロジーとビッグデータを用いて変化し続ける彼らの動向を瞬時に把握し、精密に解析することが可能になりました。これからも生活者を巡るデータ領域はより複雑に、より高度になっていくことでしょう。だからこそ、より大きな視座が今、必要とされてきます。局所に加えて大局的な視座を。短期だけではない、中長期的な時代観を。
こうした問題意識から、私たちが発見したのが「デュアル・マス」という視点です。
「マス」という言葉を聞くと、違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。確かに高度経済成長期以降、「標準」は崩壊し、生活者は多様化してきました。しかし、この拡散した生活者を大きな視座から俯瞰すると、そこには大きな2つの塊=デュアル・マスが浮かび上がってきたのです。今回私たちが注目したのは「生活単位=生き方」「生活価値観=考え方」「行動スタイル=選び方」という3つの領域です。
本書は、生活単位では「ひとりで生きるか、誰かと生きるか」、生活価値観では「豊かになる時代を経験したか、していないか」、行動スタイルでは「ピンで選ぶか、理性で選ぶか」というデュアル・マスについてご紹介しています。その分化の背景、双方のマスの生活ニーズと市場機会を考察し、巻末では分析の基礎となるデータや、調査における主要なファインディングスをSIDE READERとしてまとめました。これから始まるデュアル・マスの物語をお楽しみください。
目次
はじめに
1.ちょっと先のみんなの「生き方」のお話
2.経験が分ける「考え方」のお話
3.みんなの「もの選び」のお話
おわりに
SIDE READER (データ等)
登録情報
サイズ:240×230
ページ数:58
絶版
料金:絶版
著者:博報堂生活総合研究所
発行所:株式会社博報堂
発行日:2015/02/20