育てるデジタル、信じるアナログ
両利き化する生活者
デジタル化が進む中で、アナログ的価値を再評価する兆しを分析。双方に価値を見出し両利き化させる生活者の姿を発表。


ここで挙げたものは平成30年の家族の特徴です。同時にこのしなやかな集団のあり方は、企業で頻繁に立ち上げられる「プロジェクト」の特徴とも似ています。唯一の正解がなくなり、多様な価値が「平らに成る」時代=平成。企業が、価値を手探りするには向かない縦割り組織ではなく、横に連携するプロジェクトを増やしたように、モデルを失った家族もまた変わってきたのです。
家族はいま、自立したメンバーが役割を柔軟に変えながら、そのあり方を組み上げていくプロジェクトになろうとしています。

そんな家族のために、企業や社会は何ができるのでしょうか。家族とプロジェクトが類似しているのであれば、「家族の課題」は「プロジェクトの課題」と捉え直すこともできます。企業でプロジェクトを進めていると、役割分担や権限委譲、コストやスケジュールの共有・管理、メンバー間の絆づくりなど様々な課題にぶつかります。これらへの対処で培われたプロジェクト支援のインフラや仕組みを、そのまま家族に応用する。企業や社会は、そんな発想で家族を支援できるのかもしれません。