男同士なら安心して素でいられる
大学の同じ学科に所属する男子大学生二人組。いつも一緒にデザインコンペに参加する仲間で、時には終電を逃すまで語りあうこともあるそうです。SNSで話題のお店を巡ったり、自分でお菓子をつくってしまうこともあるというスイーツ好きの二人がアフタヌーンティーを楽しむ様子を取材しました。90分絶え間なく話し続ける二人の姿から、交友関係における様々な本音を垣間みることができました。
周りの目を意識せず、素の自分でいられる
「異性もいる場合は、やっぱり守るところは守らないと友達が減っていったりとか、評判が悪くなってしまうので。周りの目は気にしていますね」 とSさんは語ります。 「仲の良い同性同士だと汚い言葉遣いとか、下品な話もコンプラを意識せずにできるのが気が楽です。素の自分を出しやすい」とのこと。くだらない話も気兼ねなくできて、“自分が好きな自分” でいられる。それが男同士の強みのようです。
オンラインゲームがあるから、
仲の良さが途切れない
二人とも別々の中高一貫男子校出身。Sさんは中1の頃からの部活の友達7~8人が今でも一番仲の良い友達だそうです。「みんなゲームが好きなので、卒業してからもオンラインゲームでつながっています。(仲の良さが続いているのは)それが一番大きいですね。中身のない身内ネタを延々と言いあったり、バカになるためにみんな集まってます」。そんな長く続く友達との縁を大事にする一方で、「関係がまだ薄い友達は、自分にとって有益かどうかで(今後もつきあい続けるか)判断してしまう」とも。
彼女とはできない話も、男同士とならできる
サウナや銭湯も好きなHさんは、「(銭湯の中で)同性といろんな話で盛り上がる」そうです。一方で、「彼女とは真面目な話がしにくいんです。シリアスになって殺伐としてしまうから」とも。「くだらないことから真剣なことまで、あらゆる話ができるのは同性の強みだと思う。(大学4年生なので)最近は就職や将来について話すことが多いですね」と、この日も今後のそれぞれのキャリアについて話が尽きませんでした。
Sさん・Hさん
デザインを学ぶ大学4年生。同じ学部であることに加え、外部のデザインコンペにも出場するほどの仲。Sさんの趣味はゲーム、Hさんの趣味はお菓子づくり。