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2019.05.27

6月の消費意欲指数

ボーナスシーズンに入るも、5月の10連休の反動が大きく、消費意欲指数は横ばい

6月の消費意欲指数は45.9点。前月比-1.6ポイント、前年比-0.3ポイントと、前月からはマイナス、前年からは横ばいとなりました。

消費意欲指数とは

モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。

カテゴリー別 消費動向

前月比/前年比で20人以上増加 前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。

6月のポイント

POINT

1

5月の10連休での出費が響き、消費意欲指数は伸びず

  • 6月はボーナスシーズンに入る月ですが、祝日や大きなイベントがないこともあり、近年消費意欲指数が高まりにくい月となっています。
    消費意欲の理由(OA)をみると、「欲しいものがない」という声は前年と比べて減少(2018年6月378件→2019年6月317件)しており、何かを買いたいという気持ちはあることがうかがえます。
  • 一方で「金銭的余裕がある」という声は減少(2018年6月56件→2019年6月43件)。また、「今月までに多く出費したのでセーブしたい」という声が前年から大きく増えており(2018年6月127件→2019年6月207件)、中でも「前月の10連休で多く出費したのでセーブしたい」という声は前年の約3倍に増えています(2018年6月45件→2019年6月130件)。長い連休で出費がかさんだことで、消費意欲指数が高まりにくくなっているようです。

POINT

2

10連休による消費意欲の減退は女性で顕著

  • 消費意欲指数の理由(OA)の内訳をみると、「前月の10連休で多く出費したのでセーブしたい」という回答130件のうち男性は43件、女性は87件と女性が2倍近くを占めており、10連休の反動は主に女性で顕著となっています。
  • 一方で、男性は4月以降、前年比・前月比ともに横ばいの値で推移しています(2019年4月:前年比+0.1ポイント/前月比+0.8ポイント、2019年5月:前年比+0.3ポイント/前月比+0.2ポイント、2019年6月:前年比+0.1ポイント、前月比-0.5ポイント)。

ニュース・リリース資料

PDFを読む

(サンプル画像)

2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。

調査概要

調査目的: 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。
調査地域: ①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県)
②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県)
③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)
調査方法: インターネット調査
調査時期: 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始)
調査対象: 20歳~69歳の男女
サンプル数: 1,500名(①~③の各地域500名)
※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付

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