4月の消費意欲指数
3月に高まった季節消費への意欲は、4月も継続する見通し。
4月の消費意欲指数は45.8点。前年同月比・前月比ともに-1.1ポイントで、ほぼ横ばいとなりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
4月のポイント
POINT
1
消費意欲指数は横ばい。季節消費も例年並みとなる見込み
1
- 4月は新生活準備、春物への意欲が3月から継続する月です。消費意欲指数は3月からほぼ横ばいで、この3年間46点前後の水準が続いています(2015年4月45.9点、2016年4月46.8点、2017年4月45.8点)。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「新生活・新年度準備」や「春物衣料が欲しい」など、季節消費に関する声が増加(2016年4月155件→2017年4月187件)。特に買いたいもの・利用したいサービスについても、「ファッション」(前年同月比+11件)、「家電・AV」(前年同月比+17件)でまずまずの意向が示されており、4月も例年並みの季節消費が期待できそうです。
POINT
2
点数が伸び悩む背景に、節約志向の高まりか?
2
- 4月の消費意欲指数の理由として、季節消費を挙げている件数を時系列で見ると、2014年の増税時に落ち込んだものの、その後回復を続け、年々増税前のレベルに近づいてきています(2013年4月197件→2014年4月46件→2015年4月133件→2016年4月155件→2017年4月187件)。
- 一方で、消費意欲の点数自体は伸びていません。消費意欲指数の理由をさらに見ていくと、「今月までに使った反動でセーブ」(2016年4月64件→2017年4月86件)や「節約したい」(2016年4月46件→2017年4月61件)、「貯金・投資したい」(2016年4月17件→2017年4月28件)などが前年よりもやや増えています。季節消費をしたい気持ちはあっても、それ以上に消費を抑制する気持ちが強く、なかなか点数が回復しないようです。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |