10月の消費意欲指数
季節消費や旅行への意欲で前月比プラスを確保も、
若年層の意欲はふるわず
  
      
10月の消費意欲指数は46.5点。前月比+1.0ポイント、前年同月比-1.0ポイントと、ほぼ横ばいとなりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
      
        前月比/前年比で20人以上増加
        前月比/前年比で20人以上減少
        
    
          「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
        
      10月のポイント
        
          POINT
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           秋冬に向けて買い物や旅行への意欲がみられ、前月比プラスを確保        
      
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- 10月の消費意欲指数は46.5点。前年同月比は-1.0ポイントですが、前月比では+1.0ポイントと、9月から横ばいとなることが多い10月としてはそれほど悪い推移ではありません。
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消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「秋冬に向けて買い物をしたい(16年10月10件→17年10月29件)」「旅行の予定がある(16年10月30件→17年10月49件)」といった、季節消費や旅行への意欲を挙げる声が前年同月よりも増えています。
また、「節約したい」などの「金銭的理由での節約・我慢」を挙げる声は減少しており(16年10月239件→17年10月198件)、季節消費は一定の盛り上がりが期待できそうです。 
        
          POINT
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           明確な消費機会のない月は、若年層の意欲が高まらない傾向        
      
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- 消費意欲指数全体としては前月比プラスを確保したものの、前年同月比を性年代別に見ると、男性20代・30代及び女性20代の落ち込みが大きく、いずれも5ポイント以上低下しました。
特に男女20代については、今年に入って低い指数を示すことが増えており、その性年代における該当月の過去最低値を男性20代では3回(17年2月、6月、10月)、女性20代では4回(17年2月、6月、9月、10月)更新しています。
また、特に買いたいモノ・利用したいサービスにおいても、全体では前年同月比+2.3ポイントながら、女性20代は-5.5ポイントと全年代層の中で最も落ち込みが大きくなっています。 - 10月を含め、「年末」「夏休み」といった明確な消費機会のない月は、若年層の意欲が高まらないという傾向が顕著になってきているようです。
 
ニュース・リリース資料
調査概要
| 調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 | 
|---|---|
| 調査地域: | 
          ①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)  | 
        
| 調査方法: | インターネット調査 | 
| 調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) | 
| 調査対象: | 20歳~69歳の男女 | 
| サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付  | 
        
調査データについて
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 調査データをご希望の方は「お問い合わせ」からご連絡ください。