2月の消費意欲指数
2月としては久しぶりの前年比プラスも、増税や物価高への懸念から、堅実な消費志向に
2月の消費意欲指数は42.0点。前月比では-9.0ポイントとなったものの、前年比は+1.4ポイントと、前年からは上昇しました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
2月のポイント
POINT
1
2月の消費意欲の前年割れにようやく歯止め。しかし、堅実な消費態度を示す声も
1
- 2月は1年の中でも消費意欲指数が最も落ち込む月であり、2016年以降は毎年過去最低を記録しています。今年も前月比では大きく落ち込みましたが、前年比では+1.4ポイントと、2月としては消費税増税直前の2014年(48.7点、前年比+3.4点)以来4年ぶりの前年比プラスとなりました。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)をみても、「欲しいものや出費の予定がある」(18年2月107件→19年2月124件)など、ポジティブな理由は前年より増えています。
- 一方で「無駄なものは買わない」(18年2月11件→19年2月24件)という声が増加したほか、消費税増税・物価高などの社会的な不安にまつわる声も35件あがっています(前月比+18件、前年比+30件)。消費意欲の高まりはみられるものの、実際の消費は堅実なものとなりそうです。
POINT
2
意欲の高まりは「飲料」「食品」「日用品」といった生活必需品が中心
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- 「特に買いたいモノ・利用したいサービス」をみると、前年比で20件以上の増加となっている項目が5項目あります。その内訳は「飲料」「食品」「日用品」といった生活必需品が中心です。
- 一方で「ファッション」「理美容」「家電・AV」「インテリア用品」といった項目では前年からほとんど動きがなく、「必要なものは買うが、不要不急のものは買わない」といった堅実な消費志向がうかがえます。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |