7月の消費意欲指数
ボーナスシーズンの7月。消費意欲は前年同様高いものの、中身はより堅実なものに
7月の消費意欲指数は48.6点。前月比+2.7ポイント、前年比-0.1ポイントと、ほぼ前年並みとなりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
7月のポイント
POINT
1
消費意欲指数は前年並み。消費意欲の高まりは必需品が中心
1
- 本格的なボーナスシーズンを迎える7月は、例年消費意欲指数が上昇する月です。今年も前月比+2.7ポイントと前月から大きく伸び、前年同様に高い消費意欲指数となりました。特に男性では今年の最高値となっています(46.9点)。
- ただ、消費意欲指数の理由(OA)をみると、「ボーナスがあるので意欲が高まる」という声が前年より減少(18年7月95件→19年7月75件)したほか、「服が欲しい」という声も減少しています(2019年7月63件→2019年7月49件)。
- なお、特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合は前年より増えています(前年比+2.7ポイント)。その内訳をみると、「食品」「飲料」「日用品」「旅行」「家電・AV」「書籍・エンタメ」の6項目で前年から20件以上増加しており、特に「食品」(前年比+61件)「飲料」(前年比+40件)「日用品」(前年比+27件)といった必需品の増加が目立ちます。消費意欲指数は前年並みに高いものの、その中身は堅実なものとなりそうです。
POINT
2
「消費税増税前に買いたい」という声が増加
2
- 消費税増税を理由に「消費を控えたい」という声は、今年2月以降20件程度で推移しています(直近3か月では2019年5月19件→2019年6月13件→2019年7月19件)。一方で、今月になって「増税前に買いたい」という声が増加しました(2019年5月5件→6月3件→7月18件)。
-
消費税増税を理由に「消費を控えたい」という意識に加えて、「増税前に買えるものを買っておきたい」という意識も現れはじめたことで、Point1で触れた堅実な消費意欲に結びついているのかもしれません。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |