3月の消費意欲指数
3月の消費意欲指数は、前月比・前年比ともに増加。 コロナ禍でも春に向けた意欲は健在。
2021年3月の消費意欲指数は46.5点。前月比+4.8pt、前年比+1.4ptで、ともに増加しています。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
3月のポイント
POINT
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季節的な要因と自粛の反動で、消費意欲指数は前月から回復
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- 季節や年度の変わり目である3月は、行事やイベントが多く消費意欲指数が高まる月です。今年も前月から+4.8ptと大きく増加し、前年と比べても+1.4ptの増加となりました。
- 消費意欲指数の理由(OA)をみると、消費にポジティブな回答は前月から増加し(21年2月203件→21年3月330件)(以下、西暦略)、ネガティブな回答は減少しています(2月1,103件→3月948件)。
- 具体的には、「新生活、新年度の準備」、「春物などの服が欲しい」など、この時期ならでは回答が前月から大きく増えています(2月39件→3月107件)。加えて「欲しいものがある」(2月92件→3月131件)や「コロナで自粛していた反動で買い物したい、外出したい」(2月8件→3月31件)も前月から増えています。
- また、消費意欲指数の理由でコロナ禍に関する回答のうち、消費にネガティブな回答は1月に増加して以来、高止まりの状態が続いていますが(1月253件→2月260件→3月268件)、消費にポジティブな回答も前月からやや増えています(2月19件→3月46件)。
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コロナ禍は気にしつつも、季節柄の消費や今までの自粛の反動が、生活者の消費意欲を動かしているようです。
POINT
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多くのカテゴリーで前月を上回るも、前年と比べてイエナカ消費目立つ
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- 「特に買いたいモノ・利用したいカテゴリーがある」人は28.1%で、前月比+8.0pt、前年比+2.1ptと、ともに増加しており、3月としては過去5年間で最高値となりました。
- カテゴリー別の消費意向では、「ファッション」、「外食」、「旅行」、「理美容」など、16カテゴリー中13カテゴリーが前月から20件以上増加しています。また、前年と比べると、「書籍・エンタメ」、「日用品」など、家の中で利用するカテゴリーが20件以上増える一方、「旅行」、「レジャー」は2月に引き続き20件以上減っています。
- 前月より全般的に消費意向が高まっているものの、前年と比べてイエナカ消費にシフトした状況は続きそうです。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |