4月の消費意欲指数
消費意欲指数は、4月としては過去5年の最高値。 幅広いカテゴリーで高い消費意向もみられる
2021年4月の消費意欲指数は47.7点。前月比+1.2pt、前年比+2.4ptで、ともに増加しています。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
4月のポイント
POINT
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コロナ禍収束の期待や、新年度への新たな気持ちで、高まる消費意欲
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- 例年4月は3月からの変動が少ない月ですが、今月は前月・前年比共に増加し、4月としては過去5年の最高値となりました。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、消費にポジティブな回答は、前月・前年から増加し(20年4月292件→21年3月330件→21年4月390件)、ネガティブな回答は減少しています(20年4月998件→21年3月948件→21年4月896件)(以下、西暦略)。消費にポジティブな回答を具体的にみると、前月と比べて「新生活、新年度の準備」、「春物などの服が欲しい」など季節ならではの回答(3月107件→4月154件)や、「(緊急事態宣言解除やワクチン接種などで)コロナ禍が落ち着きそう」(3月5件→4月32件)などの増加が目立ちました。
- 一方、コロナ禍に関する消費にネガティブな回答は、3か月ぶりに大きく減少(1月253件→2月260件→3月268件→4月169件)しています。具体的には、「(コロナなど)病気の流行が怖いので出かけたくない(3月80件→4月40件)」、「コロナで外出できない・自粛」(3月119件→4月74件)といった声が減りました。
- 季節柄に関する回答の中に、「春、新年度、新学期で気分一新、新しい気持ちにしたい」といった意見も挙がっており、コロナ禍収束を期待しつつ、気持ちを一新できる消費への意欲が高まっているようです。
POINT
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「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」も4月としては過去最高
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- 「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人は29.4%で、前月比+1.3pt、前年比+6.2ptと、特に前年比で大きく増加しており、4月としては過去最高値となりました。
- カテゴリー別の消費意向では、前年と比べて「ファッション」、「外食」、「食品」、「旅行」、「書籍・エンタメ」、「インテリア」など、16カテゴリー中12カテゴリーが20件以上増加しています。また、前月と比べても「ファッション」、「外食」、「旅行」、「レジャー」、「家電・AV」など、16カテゴリー中6カテゴリーが20件以上増加しており、家の「外」「内」ともに消費意向が高まっていることが伺えます。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |