5月の消費意欲指数
コロナ感染再拡大への不安が高まるも、 消費意欲指数は、大型連休のある5月らしい水準に
2021年5月の消費意欲指数は47.6点。前月比-0.1ptと横ばい、前年比では+5.1ptと大きく上昇しました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
5月のポイント
POINT
1
前年コロナ禍で落ち込んだ消費意欲は回復し、4月の好調を維持
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- 例年5月は大型連休があり、消費意欲指数は4月からやや上昇することが多い月です。今月は過去5年で最高値だった4月から好調を維持する結果となりました。また、コロナ禍で過去最低値だった前年5月と比べると、今月の47.6点は+5.1ptと例年の水準に回復しました。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、消費にポジティブな回答は、前年と比べ増加し(20年5月245件→21年5月368件)、ネガティブな回答は減少しています(20年5月1,096件→21年5月875件)。
- 消費にポジティブな回答を具体的にみると、「(大型連休など)季節特有の消費(20年5月50件→21年5月129件)」、「欲しいものがある(20年5月92件→21年5月122件)」などの回答が増えています。
- 一方、消費にネガティブな回答では、コロナ禍に関するものが半数以下に減っています(20年5月560件→21年5月200件)。具体的には、「(コロナなど)病気の流行が怖いので出かけたくない(20年5月200件→21年5月59件)」、「コロナで外出できない・自粛(20年5月219件→21年5月91件)」、「(コロナなどで)収入減(20年5月157件→21年5月119件)」などです。
- コロナ禍に関する消費にネガティブな回答は、前月からは若干増加しており(4月169件→5月200件)、予断を許さない状況ではあるものの、4月に高まった消費意欲は、大型連休のある5月も継続しそうです。
POINT
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カテゴリー別消費意向でも、多くのカテゴリーで前年を上回る
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- 「特に買いたいモノ・利用したいカテゴリーがある」人は27.1%で、前月比-2.3ptと低下し、前年比では+4.6pt上昇しました。
- カテゴリー別の消費意向では、前月と比べて「ファッション」、「外食」、「書籍・エンタメ」、「インテリア用品」などが20件以上減少していますが、前年と比べると「ファッション」、「食品」、「外食」、「旅行」、「レジャー」、「化粧品」、「家電・AV」など、16カテゴリー中10カテゴリーが20件以上増加しています。
- 消費意欲指数同様、前年落ち込んだ消費意向は、幅広いカテゴリーで回復していることが伺えます。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |