12月の消費意欲指数
消費意欲指数は、コロナ禍以前の12月らしい高まりを取り戻す。 幅広いカテゴリーで消費意向が旺盛に
2021年12月の消費意欲指数は56.1点。前月比+8.2pt、前年比+1.2ptと、ともに増加しました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
12月のポイント
POINT
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コロナ禍の影響はやわらぎ、12月らしい消費意欲で今年の最高値に
1
- クリスマスや年末年始を控える12月は、1年で最も消費意欲指数が高まる月です。今年は前月から+8.2ptと大きく増加し、今年初の50点台で年間の最高値となりました。前年比も+1.2ptと増えており、コロナ禍以前の高い水準が戻ってきています。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、消費にポジティブな回答(12月639件)は、前月比(21年11月355件)・前年比(20年12月553件)ともに増加、ネガティブな回答(12月661件)は、前月比(21年11月881件)・前年比(20年12月775件)ともに減少しています。具体的にみると、消費にポジティブな回答では「クリスマスや年末年始など季節的な出費(20年12月299件/21年11月80件→12月344件)」や「ボーナスなど金銭的に余裕がある(20年12月70件/21年11月21件→12月89件)」「自粛の反動や自分へのご褒美(20年12月25件/21年11月16件→12月39件)」が前月・前年と比べて増えています。
- 一方、コロナ禍に関する消費については、ポジティブな回答・ネガティブな回答ともに前月から大きく減っており(ポジティブ:11月90件→12月49件/ネガティブ:11月118件→12月60件)、消費に対するコロナ禍の影響は薄れつつあるようで、例年の12月らしい意欲の高まりが期待できそうです。
POINT
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カテゴリー別消費意向は、多くのカテゴリーで前月比・前年比大幅増
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- 「特に買いたいモノ・利用したいカテゴリーがある」人は42.1%で、前月比+15.2pt、前年比+3.5ptと、ともに大きく増えています。カテゴリー別の消費意向では、前月比で、「食品」「飲料」「ファッション」「外食」が100件以上増加したのをはじめとして、16カテゴリー中12カテゴリーで20件以上増加しています。また、前年比でも「食品」「飲料」「ファッション」「外食」「旅行」など、16カテゴリー中10カテゴリーで20件以上増加しており、消費意欲指数の高まりと同様に、多くのカテゴリーで消費意向が大きく高まっているようです。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |