5月の消費意欲指数
5月の消費意欲指数は、前月から微減。
大型連休への意欲はみられるも、物価高の影響は3カ月連続増
2024年5月の消費意欲指数は47.0点。前月比は-0.8ptとやや低下しました。また、前年比では-0.6ptでほぼ横ばいになりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
5月のポイント
POINT
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大型連休や旅行への意欲は高まるものの、物価高の影響は微増傾向が続く
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- 5月は大型連休のある月ですが、例年、4月からあまり変化のない月です。消費意欲指数は、今年は前月比では-0.8ptとやや低下しました。また、前年比では-0.6ptとほぼ横ばいになりました。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月と比べて消費にポジティブな回答(4月372件→5月392件)、ネガティブな回答(4月845件→4月827件)はともにほぼ横ばいとなりました。具体的には、ポジティブな回答で、「大型連休がある(4月2件→5月100件)」「(旅行など)出費の予定/欲しいものがある(4月133件→5月174件)」が増加し、「新生活の準備(4月63件→5月14件)」は減少しています。ネガティブな回答では、「これまでの出費や今後の出費予定のために我慢(4月150件→5月120件)」が減少しましたが、「物価高・値上げ・円安(2月59件→3月65件→4月78件→5月85件)」は3カ月連続で微増傾向にあります。
- 前年比では、消費にポジティブな回答(23年5月406件→24年5月392件)、ネガティブな回答(23年5月837件→24年5月827件)はともにほぼ横ばいとなりました。具体的には、ポジティブな回答で、「(気候的に外出が増えそうなど)季節的な出費(23年5月201件→24年5月186件)」がやや減少した程度で、その他で目立って増減したものはありません。ネガティブな回答では、「欲しいものがない・意欲がない(23年5月345件→24年5月398件)」が増加し、「物価高・値上げ・円安(23年5月148件→24年5月85件)」は減少しています。
- 5月特有の大型連休に向けた意欲の高まりはみられるものの、消費意欲に対する物価高の影響は、直近で微増傾向が続いています。今後物価高が消費意欲にどのような影響を与えるのか、引き続き注視する必要がありそうです。
POINT
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消費意向は、日用品を中心とした幅広いカテゴリーで前月比減
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- 「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合は29.0%で、前月比では+0.1ptと横ばい、前年比では+1.1ptと上昇しています。
- 16カテゴリー別の消費意向をみると、前月比では「日用品」「食品」「ファッション」「スマートフォン・携帯電話」などの7カテゴリーで、前年比では「日用品」で20件以上減少しました。日用品を中心とした幅広いカテゴリーで消費意向が低下していることがうかがえます。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |