4月の消費意欲指数
消費意欲指数は前年並み。しかし、先行き不安から季節消費への意欲はやや失速
4月の消費意欲指数は46.7点。前月比-0.0ポイント、前年比+0.3ポイントと、前月比・前年比ともに横ばいとなりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
4月のポイント
POINT
1
今年に入って続いていた前年比プラスの消費意欲はやや失速
1
- 4月は例年、3月に引き続き新生活準備や春物衣料などへの消費意欲がみられ、変動の少ない月です。今年も前月比、前年比ともに横ばいとなりました。ただ、今年1月~3月は前年比1ポイント以上のプラスが続いていたのに対し、4月は+0.3ポイントとやや勢いを失っている印象です。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「新生活・新年度の準備」や「春物衣料・雑貨」「春だから」といった季節消費への意欲は、前年と比べて減少しています(18年4月221件→19年4月176件)。また、「消費税増税」(18年4月3件→19年3月23件→19年4月28件)や「物価高」(18年4月24件→19年3月3件→19年4月33件)を理由に消費を控える声は、前月比・前年比ともに増えています。
- その一方で「金欠、収入が少ない」(18年4月122件→19年4月95件)という現在の金銭的な問題を挙げる声が前年よりも減少していることを考えると、先行き不安が消費意欲にブレーキをかけているのかもしれません。
POINT
2
前月に引き続き、女性は消費に対して慎重な姿勢
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- 特に買いたいモノ・利用したいサービスについては、「外食」「装飾品」「理美容」「ファッション」の4項目で前年より20件以上減少し、「家電・AV」を除くすべての項目で前年比マイナスとなっています。
- なかでも女性は「インテリア用品」「装飾品」「理美容」の3項目で20件以上の減少となっており、前月に引き続き、女性は消費に対して慎重な姿勢を崩していません。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |