来月の消費予報

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2016.01.26

2月の消費意欲指数

2月の消費意欲指数は、年末年始の出費による反動で調査開始(2012年5月)以来、過去最低値を記録

2月の消費意欲指数は43.3点で、前月比は-7.6ポイントです。前年同月と比べても-1.1ポイントと減少しており、調査を開始した2012年5月以来、過去最低値となっています。

消費意欲指数とは

モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。

カテゴリー別 消費動向

前月比/前年比で20人以上増加 前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。

2月のポイント

POINT

1

年末年始に出費をした反動で、2月の消費は冷え込む気配

  • 2月の消費意欲指数は、調査を開始した2012年5月以来、過去最低値を記録。消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「年末年始に多く出費したので節約する」という人が前年同月より増えています(15年2月180件→16年2月205件)。
  • また、「セールの時期でないので買わない」という声も増加(15年2月16件→16年2月29件)。生活者の節約意識が強まる中、2月は”長期休暇“や”セール“など出費をする具体的なきっかけがないので、消費が冷え込む可能性があります。

POINT

2

経済力の低迷に関する声は減少。大幅な低下は一時的と思われる

  • 消費意欲指数は過去最低ですが、消費意欲が上がらない理由として「お金がない」や「収入が少ない」など経済力の低迷を挙げる人は前年同月より減少しています(15年2月150件→16年2月121件)。
  • 一方、「仕事が忙しくて買物の機会がない」と答える人は増加(15年2月25件→16年2月44件)しており、経済的な理由で消費意欲が大幅に落ち込んでいるわけではなさそうです。そのため、2月の消費意欲の大幅低下は一時的なことではないかと思われます。

(サンプル画像)

2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。

調査概要

調査目的: 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。
調査地域: ①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県)
②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県)
③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)
調査方法: インターネット調査
調査時期: 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始)
調査対象: 20歳~69歳の男女
サンプル数: 1,500名(①~③の各地域500名)
※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付

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