1月の消費意欲指数
増税の影響は和らぐも、 1月としては過去最低水準の消費意欲指数に
001月の消費意欲指数は48.6点。前月比-4.5ポイント、前年比-2.5ポイントと、前年比・前月比ともに低下しました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
1月のポイント
POINT
1
増税の影響は和らぐも、年始の支出負担で、セールなどの季節消費への意欲は高まらず
1
- 1月の消費意欲指数は、例年ピークの12月からは低下しますが、今年は1月としては過去最低値となった2018年(48.5点)と同水準の低い値となりました。消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、「新年、お正月だから」(19年1月132件→20年1月105件)、「セール、初売り、福袋があるから」(19年1月176件→20年1月136件)といった新年らしい消費への意欲に関する意見が前年より減少しています。
- 背景として、「消費増税のため消費を控えたい」(19年12月77件→20年1月41件)との意見は減ってきたとはいえ、まだ一定数あがっており、引き続き影響がみられます。また、「何かと支出の多い月なので控えたい」(19年1月49件→20年1月87件)という意見も増加。増税の影響が残るなか、年始で支出の負担が重なることで、ものを買いたいという気持ちが高まりにくくなっているようです。
POINT
2
特に女性で、支出を抑えようとする意識が強い
2
- 12月は女性の復調がみられましたが、1月の消費意欲指数は、前月比(男性-3.4ポイント、女性-5.6ポイント)、前年比(男性-0.9ポイント、女性-4.1ポイント)ともに、女性の落ち込みが目立っています。
消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、「セール、初売り、福袋があるから」という意見の減少はほぼ女性によるものです(男性:19年1月37件→20年1月34件、女性:19年1月139件→20年1月102件)。 -
また、特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳をみても、女性は「ファッション(前年比-37件)」「外食(前年比-23件)」をはじめ、「スマートフォン・携帯電話」を除く全てのカテゴリーで前年比マイナスとなっています。
年末年始で支出が続くなか、特に女性は、抑えられるところは抑えようという意識が強いようです。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |