2月の消費意欲指数
2月の消費意欲指数は例年通り前月より低下するも、 旅行意向などで同月としては過去5年の最高値に
2023年2月の消費意欲指数は44.6点。前月比は-3.3ptの低下となりましたが、前年比では+1.7ptと上昇しました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
2月のポイント
POINT
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2月らしい引き締め意識や物価高の影響あるも、旅行などの意欲高まる
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- 例年2月は、年末年始の支出の反動で、1年の中で最も消費意欲指数が落ち込む月です。今年も前月から-3.3pt低下しましたが、例年の下げ幅(-7〜-9pt)より小さく、前年比では+1.7ptと上昇し、2月として過去5年間の最高値となりました。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月と比べて消費にポジティブな回答(1月394件→2月282件)が減少し、ネガティブな回答(1月867件→2月1003件)は増加しています。具体的にポジティブな回答では、「(新年・正月など)季節的な意欲向上(1月104件→2月56件)」や「セールがある(1月120件→2月16件)」が減少しています。ネガティブな回答では、「今月までに多く使った反動で節約(1月87件→2月170件)」や「欲しいものがない・すでに買った(1月241件→2月314件)」が大幅に増えています。また、「物価高・値上げ・円安(1月151件→2月118件)」は前月より減少したものの、依然多くあがっています。
- 前年と比べると、消費にポジティブな回答(22年2月248件→23年2月282件)は増加、ネガティブな回答(22年2月988件→23年2月1003件)では前年並みとなっています。具体的にポジティブな回答では「(旅行など)欲しいもの/出費の予定がある(22年2月103件→23年2月144件)」が増加し、ネガティブな回答ではコロナ禍関連 (22年2月86件→23年2月14件)が大きく減少しています。
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年末年始で出費が増えた反動や物価高の影響はありつつも、旅行などへの意向が後押しをして、例年よりも消費意欲の高い2月となりそうです。
POINT
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消費意向は幅広いカテゴリーで前月比減も、娯楽分野を中心に前年比増
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- 「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合は24.3%。前月比は-4.0ptと低下するも、前年比は+1.8pt上昇し、消費意欲指数と同様の動きがみられました。
- 16カテゴリーの消費意向をみると、前月比は「ファッション」「外食」「レジャー」など7カテゴリーで20件以上減少しました。一方、前年比は「旅行」「書籍・エンタメ」の2カテゴリーで20件以上増加しています。前月からは幅広いカテゴリーで消費意向が減少していますが、前年比では娯楽関連を中心に消費意向が高まりそうです。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |