11月の消費意欲指数
年末への節約や物価高の意識はあるも、秋らしい意欲は高まり 11月の消費意欲指数は前月比・前年比とも緩やかに上昇
2023年11月の消費意欲指数は47.4点。前月比は+0.8ptとやや上昇、前年比では+1.6ptと上昇しました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
11月のポイント
POINT
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年末に向けた節約意識や物価高の影響はあるも、旅行や秋・冬服への意欲増
1
- 11月は、前月から消費意欲指数が微増することが多く、今年も前月比+0.8ptとやや上昇し、前年比でも+1.6ptと上昇しました。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月と比べて消費にポジティブな回答(10月322件→11月363件)は増加し、ネガティブな回答(10月888件→11月867件)はやや減少しました。具体的にポジティブな回答では、「(旅行など)出費の予定・欲しいものがある(10月143件→11月170件)」「秋服・冬服がほしい (10月54件→11月74件)」が増加しています。ネガティブな回答では、「年末年始のために我慢(10月9件→11月54件)」が増加した一方、「物価高・値上がり・円安(10月173件→11月143件)」は依然高い水準であるものの、前月より減少しています。
- 前年と比べると、消費にポジティブな回答(22年11月337件→23年11月363件)はやや増加、ネガティブな回答(22年11月913件→23年11月867件)は減少となりました。具体的にポジティブな回答では、「(旅行など)出費の予定・欲しいものがある(22年11月150件→23年11月170件)」がやや増加した程度で、他に目立って増減したものはありません。ネガティブな回答では、「物価高・値上がり・円安(22年11月199件→23年11月143件)」が、物価高への懸念が急拡大した前年からは減少しています。
- 年末に向けての節約意識が高まり、物価高への懸念も拭えていませんが、11月らしい旅行や秋・冬物の服への意欲は感じられ、消費意欲は緩やかに高まりそうです。
POINT
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消費意向は、外出関連や食など、秋らしいカテゴリーで前月比・前年比増
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- 「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合は29.4%で、前月比では+3.7ptと上昇、前年比では+1.1ptとやや上昇し、過去5年同月の最高値となりました。
- 16カテゴリー別の消費意向をみると、前月比では「外食」「ファッション」「旅行」「食品」などの6カテゴリーが、前年比では「外食」「書籍・エンタメ」「レジャー」「食品」などの6カテゴリーが20件以上増加しました。また、前月比・前年比ともに、20件以上減少したカテゴリーはありません。
- 前月、前年と比べて、「外食」「ファッション」「旅行」「書籍・エンタメ」など、秋らしいカテゴリーを中心に、消費意向が高まりそうです。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |