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生活動力2006 - 2014

態度表明社会

賛成の連鎖が流れを変える

書籍案内

世界同時不況から1年余。激変する社会環境の中、様々な課題が人々の暮らしに降りかかっています。「変わらなければ続かない」、そんな危機意識が企業や政府、自治体だけでなく、生活者にも着実に広がっています。こうした時代環境は、人々を新しい行動へと導きます。その行く先が今回のテーマ「態度表明社会」です。

これまで、日本人は自分の立場をはっきりと表明することがどちらかといえば苦手だといわれてきました。しかし、この危機的状況においては、そうも言っていられません。生活者は積極的に自らの態度を公に示し始めています。そしてまた、そこから思いがけないメリットを発見しているようです。このように「態度表明」とは、時代の危機を乗り切るための必然であると同時に、新しい幸せの発見行為でもあります。

生活者の「態度表明」はあらゆる領域に広がっていきます。購買行動においても「好き・嫌い」から「賛成・反対」へと基準が変わり、モノやサービスの意味や本質を問い直して選択を行う態度表明としての消費が始まるでしょう。企業にとっては、商品やコンテンツの背景にある思想・価値観への賛同者、それが新しい顧客像になります。生活者同士の態度の共鳴、そして人々と企業の態度の共鳴から生まれる【賛成の連鎖】が社会を動かす原動力となる。そんな時代が始まろうとしています。

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