1月の消費意欲指数
季節消費やセールへの意欲が高まらず、
1月としては過去最低値に
1月の消費意欲指数は48.5点。前月比-8.4ポイント、前年比-2.7ポイントで、1月としては過去最低値となりました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
1月のポイント
POINT
1
季節消費やセールなど、1月ならではの消費機会への意欲が高まらず
1
- 1月は例年、消費意欲が最も高まる月である12月よりは低下するものの、過去2年間は50点以上をキープしていました。
しかし今年は、調査開始以来の最高値(56.9点)であった前月から大幅に低下し、1月としては過去最低値となっています。 -
消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「新年、お正月だから」「冬服が欲しい」といった年始らしい季節消費に関わる声(17年1月133件→18年1月107件)や「セール、初売り、福袋」への意欲を挙げる声(17年1月194件→18年1月151件)が前年より減少。1月ならではの消費機会への意欲は盛り上がりに欠けるようです。
特に買いたいもの・利用したいサービスについても、「ファッション(前年比-41件)」「外食(前年比-23件)」においてマイナスとなっています。 -
背景としては、「今月まで多く使った反動でセーブ」は前年より大きく減少し(17年1月140件→18年1月95件)、「金欠、収入減、余裕がない」という声が増えています(17年1月106件→18年1月130件)。
前月が意欲のピークであったことによる反動というよりも、懐事情が良くないことや、年末にしか意欲が高まらないという近年の傾向がより顕著になってきていることが要因のようです。
POINT
2
前年からの意欲低下は男性で顕著
2
- 消費意欲指数を男女で比較すると、前月比はほぼ差がないのに対し、前年比では男性が-4.1ポイント、女性が-1.4ポイントと男性の低下が目立っています。
前年1月は男性が女性の意欲の伸び悩みを下支えする構図でしたが、前述の「金欠、収入減、余裕がない」の増加分はほぼ男性によるものであり(男性:17年1月64件→18年1月85件、女性:17年1月42件→18年1月45件)、金銭的事情による影響は主に男性に現れているようです。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |