8月の消費意欲指数
8月の消費意欲指数は48.8点。
例年の夏ほどの高まりはなく、8月としては過去5年の最低値に。
2021年8月の消費意欲指数は48.8点。前月比は-0.1ptで横ばい、前年比は-0.7ptとやや低下しました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
8月のポイント
POINT
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コロナ禍の影響が残るなか、8月らしい消費意欲は発揮しにくい状況
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- 夏休みや帰省シーズンを迎える8月は、例年消費意欲指数が高くなる月ですが、今年の48.8点は前月から-0.1ptの横ばい、前年比では-0.7ptとやや低下しており、8月としては過去5年の最低値となりました。
- 消費意欲指数の理由(OA)をみると、前月と比べて消費にポジティブな回答(7月380件→8月395件)と消費にネガティブな回答(7月905件→8月902件)ともに大きな変動はありませんでした。
- 具体的には、「夏休み、お盆がある」「夏物の服や雑貨を買いたい」といった季節柄の消費にポジティブな回答が前月から増えている(7月73件→8月114件)一方、「暑くなるので出かけたくない(7月9件→8月33件)」などの消費にネガティブな回答も増えています。ただし、季節柄の消費にポジティブな回答は、コロナ禍の影響のない2019年と比べると減っており(19年8月158件→20年8月71件→21年8月114件)、コロナ禍以前のような8月らしい消費意欲の高まりには至っていないようです。また、コロナ禍に関する回答も、消費にポジティブな回答、ネガティブな回答ともに前月から大きな変動はありませんでした。なかでも「ワクチン接種でコロナが収まる」(7月1件→8月12件)など、消費意欲を押し上げるような回答があまり増えていないことも、消費意欲がコロナ前の状態に回復しきれない状況を生み出しているのかもしれません。
POINT
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「旅行」「レジャー」カテゴリーの消費意向は前月比増も、他は低調
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- 「特に買いたいモノ・利用したいカテゴリーがある」人は27.1%で、前月比は-1.8ptと微減、前年比では+1.2pt微増しました。
- カテゴリー別の消費意向では、前月と比べて「旅行」「レジャー」は20件以上増えていますが、「ファッション」「日用品」「理美容」「化粧品」「インテリア用品」は20件以上減少しています。「旅行」「レジャー」など夏休みを見据えた消費への意向は高まっていますが、イエナカや日常的なカテゴリーに対する消費意向は抑え気味の8月となりそうです。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |