2月の消費意欲指数
2月の消費意欲指数は、例年通り落ち込むも 過去5年では同月の最高値に
2月の消費意欲指数は42.9点。前月比は-8.5ptと大きく低下するも、前年比は+1.2ptとやや上昇しました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
2月のポイント
POINT
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コロナ禍の影響は限定的で、指数は2月における過去5年の最高値に
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- 例年2月は、年末年始の支出の反動で、1年のなかで最も消費意欲指数が落ち込む月です。今月の42.9点も、前月から8.5ptと大きく低下しましたが、前年比では、+1.2ptとやや上昇し、過去5年間の2月で最も高い指数となりました。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月比では消費にポジティブな回答が減少し(1月442件→2月248件)、ネガティブな回答は増加(1月830件→2月988件)しています。具体的には、前月に多かった「(新年・正月など)季節的な出費(1月137件→2月57件)」や「福袋・初売り・セールがある(1月120件→2月8件)」が大幅に減少し、ネガティブな回答の「今月までに多く買った反動で節約(1月78件→2月150件)」が増加するなど、例年と同様の傾向になっています。一方、前年と比べると、「(コロナ禍で収入減など)金銭的な理由での節約・我慢(21年2月263件→22年2月186件)」が減少しています。また、 「家族・友人のイベント(21年2月16件→22年2月36件)」や「バレンタインデー(21年2月11件→22年2月22件)」といった催事の回答が増加しています。
- コロナ禍に関する回答をみると、消費にネガティブなものは前月比・前年比ともに減少しており(21年2月260件→22年1月93件→2月86件)、特に前年と比べて「コロナ禍で外出・買物自粛(21年2月114件→22年2月27件)」などが大きく減っています。本調査実施時期(1月上旬)は、オミクロン株の感染が広がりはじめた頃ですが、消費意欲への影響は限定的なようです。しかし、その後さらに感染が急拡大しており、コロナ禍の消費意欲に与える影響について、今後も慎重にみていく必要がありそうです。
POINT
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消費意向は多くのカテゴリーで前月比減も、前年比では増加
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- 「特に買いたいモノ・利用したいカテゴリーがある」人は22.5%で、前月比-7.5ptの低下、前年比は+2.4ptの上昇となっています。カテゴリー別の消費意向をみると、前月比では、「ファッション」「外食」「飲料」「レジャー」をはじめとして、16カテゴリー中12カテゴリーで20件以上減少しています。一方、前年比では、「ファッション」「旅行」「理美容」「外食」など、16カテゴリー中6カテゴリーで20件以上増加しており、前年2月と比べると消費意向が高まっていることがうかがえます。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |