12月の消費意欲指数
12月の消費意欲指数は、今年の最高値に。年末年始に向けて、食を中心に幅広いカテゴリーで意欲高まる
2023年12月の消費意欲指数は55.3点。前月比で+7.9ptと大幅に上昇、前年比でも+0.9ptとやや上昇しました。
消費意欲指数とは
モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。
カテゴリー別 消費動向
前月比/前年比で20人以上増加
前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。
12月のポイント
POINT
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クリスマスや年末年始に向け消費意欲は前月から急上昇し、今年の最高値に
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- クリスマスや年末年始を控える12月は、1年で最も消費意欲指数が高まる月です。今年も前月比+7.9ptと大幅に上昇し、2023年の最高値となりました。前年比でも+0.9ptとやや上昇し、最近5年間では2021年に次ぐ2番目に高い指数となっています。
- 消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月と比べて消費にポジティブな回答(11月363件→12月588件)が増加し、ネガティブな回答(11月867件→12月660件)は減少しました。具体的にポジティブな回答では、「(クリスマス・年末年始の買い物など)季節的な意欲向上(11月118件→12月329件)」「(ボーナスなどで)金銭的に余裕がある(11月11件→12月77件)」が増加しました。ネガティブな回答では、「欲しいものがない・意欲がない(11月378件→12月276件)」「他の出費・出費予定のために控える(11月132件→12月87件)」が減少しています。また、「物価高・値上げ・円安 (11月143件→12月95件)」は依然高い水準ではあるものの、前月に続き2ヵ月連続で減少となりました。
- 前年と比べると、消費にポジティブな回答(22年12月557件→23年12月588件)は増加し、ネガティブな回答(22年12月717件→23年12月660件)は減少しました。具体的にポジティブな回答では、「(クリスマス・年末年始の買い物など)季節的な意欲向上(22年12月303件→23年12月329件)」が増加しています。ネガティブな回答では、「金銭的な理由で節約・我慢(22年12月183件→23年12月163件)」「物価高・値上げ・円安(22年12月139件→23年12月95件)」が減少しました。
- 長引く物価高の影響はあるものの、それ以上に、クリスマスや年末年始に向けた12月らしい消費意欲の高まりが期待できそうです。
POINT
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消費意向は幅広いカテゴリーで前月比増。「食品」「外食」では前年比でも増加
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- 「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合は39.3%で、前月比では+9.9ptと大幅に上昇し、前年比でも+2.7ptと上昇しました。
- 16カテゴリー別の消費意向をみると、前月比では「食品」「外食」「飲料」などの9カテゴリーで、前年比では「食品」「外食」の2カテゴリーで20件以上増加しています。一方、20件以上減少したカテゴリーは、前月比・前年比ともにありません。
- クリスマスや忘年会、お正月といったイベントに向け、“食”を中心とした幅広いカテゴリーで消費意向が高まりそうです。
ニュース・リリース資料
PDFを読む(サンプル画像)
2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。
調査概要
調査目的: | 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。 |
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調査地域: |
①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県) ②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県) ③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県) |
調査方法: | インターネット調査 |
調査時期: | 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始) |
調査対象: | 20歳~69歳の男女 |
サンプル数: | 1,500名(①~③の各地域500名) ※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付 |