来月の消費予報

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2024.02.28

3月の消費意欲指数

3月の消費意欲指数は、新生活や旅行への意欲向上で前月比増。外出関連や飲食カテゴリー中心に高い意向

2024年3月の消費意欲指数は46.5点。前月比では+4.2ptと大幅に上昇し、前年比では-0.8ptとやや低下しました。

消費意欲指数とは

モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求を 100点満点で回答してもらった集計値です。

カテゴリー別 消費動向

前月比/前年比で20人以上増加 前月比/前年比で20人以上減少
「来月、特に買いたいモノ・利用したいサービスがありますか?」という問いに「ある」と回答した人を対象に、具体的に「特に買いたいモノ・利用しいサービスは何ですか?」と質問した結果を前月と比較して作成。

3月のポイント

POINT

1

3月らしく新生活や旅行への意欲が高まり、消費意欲指数は前月から上昇

  • 例年3月は、新生活や新年度に向けて消費意欲が高まる月です。今年も前月比では+4.2ptと大幅に上昇しましたが、前年比では-0.8ptとやや低下しています。
  • 消費意欲指数の理由(自由回答)をみると、前月と比べて消費にポジティブな回答(2月240件→3月347件)が増加し、ネガティブな回答(2月990件→3月828件)は減少しました。具体的にポジティブな回答では、「(新生活・新年度の準備/春物の服が欲しいなど)季節的な意欲向上(2月45件→3月124件)」が大幅に増え、「(旅行など)出費の予定/欲しいものがある(2月119件→3月140件)」も増加しています。ネガティブな回答では、「今月までに多く使った反動で節約(2月153件→3月60件)」「欲しいものがない・意欲がない(2月476件→3月380件)」が減少しています。また、「物価高・値上げ・円安(1月65件→2月59件→3月65件)」は1月・2月から大きな変動がなく、落ち着いています。
  • 前年と比べると、消費にポジティブな回答(23年3月362件→24年3月347件)はほぼ横ばいで、ネガティブな回答(23年3月893件→24年3月828件)は減少しています。具体的にポジティブな回答では目立って増減したものはありません。ネガティブな回答では、「欲しいものがない・意欲がない(23年3月352件→24年3月380件)」が増加しているものの、「物価高・値上げ・円安(23年3月221件→24年3月65件)」は前年の3分の1以下まで減少しています。
  • 生活者の消費意欲に対する物価高の影響は前年より低下しつつ直近では安定しており、3月らしく新生活や新年度に向けた季節的な消費や旅行への意欲が高まりそうです。

POINT

2

消費意向は、外出関連や飲食カテゴリーを中心に前月比増

  • 「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある」人の割合は26.9%で、前月比では+4.4ptと大幅に上昇し、前年比では-1.5ptと低下しました。
  • 16カテゴリー別の消費意向をみると、前月比では「ファッション」「旅行」「食品」「外食」「化粧品」「飲料」の6カテゴリーで20件以上増加し、前年比では「外食」「日用品」の2カテゴリーで20件以上減少しました。外出関連や飲食カテゴリーで消費意向が高まっていることがうかがえます。

ニュース・リリース資料

PDFを読む

(サンプル画像)

2012年5月から最新月までの「消費意欲指数(点)」と「特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合(%)」について、 全調査データのダウンロード提供を開始しました。性別、年代別、エリア別などの詳細データを収めた集計表(Excelファイル)と利用ガイド(PDF)をダウンロードしていただけます。集計表(Excelファイル)にはボタンひとつでグラフが作成できるマクロ機能がついています。

調査概要

調査目的: 消費動向にフォーカスをあてた質問を毎月聴取することで、生活者の気持ちの変化を時系列で読み解く。
調査地域: ①首都40km圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県)
②名古屋40km圏(愛知県、岐阜県、三重県)
③阪神30km圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)
調査方法: インターネット調査
調査時期: 毎月上旬に実査(2012年4月から調査開始)
調査対象: 20歳~69歳の男女
サンプル数: 1,500名(①~③の各地域500名)
※各地域ごとに、人口構成比(性年代10歳刻み)にあわせて割付

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