生活者インタビュー
面白いハプニングは、 ひとりだから 探せるんです。
スピバンギャさん
(30歳)
東京都在住。フリーランスのグラフィックデザイナー/アートディレクター。最近スピリチュアルにはまっている。趣味は神社巡りとライブ鑑賞。
お守りを握りしめて神社からフェスまで
今日もお供に晴明神社のお守りをふたつ持ってきました。ひとりで行動してるときに、何か面白いイベントが起きないか期待を込めてお守りを持っているんです。この前も、友だち主催だけどほかに知りあいのいない飲み会にひとりで参加したら、私が好きなバンドの映像をつくってる人がいて、紹介してもらえたりしました。フェスに行ったときにも、お守りを握りしめて推しに会いたいなと思ってたら、本当に会えたんです。ひとりの方がアクティブで、ハプニングを自分で探しに行く感じ。ひとりで行動するのは新しい縁が欲しいから。
人といるとトリップできない
フェスには人と行って、現地で全員解散。ご飯とか集まった方が楽しいときは集まるし、ひとりの方が楽しいときはひとりです。人によるけど、アーティストを見るときは、ひとりの方が本気で見れます。踊っていようが泣いていようが周りの目線を気にしない。没頭できる。トリップ感がある。ステージと自分だけ、という感じです。
もし、友だちに一緒に行きたいって言われたら、そうなったらそうなったで一緒に行きますよ。でも、前もって「私、いなくなるかもだけど」って言っておくこともあります。
ひとり飲みはオーセンティックバーで
本当にひとりで飲みたいときは、ちょっと高いお店に行きます。昔バイトをしていたこともあって、昔ながらのちょっと照明が暗くて、店長のこだわりのお酒を扱っているようなオーセンティックバーに行くのが好きです。
本当にお酒好きな人となら一緒に行っても楽しいと思うんですけど。同世代で、1杯に使う金額が高くて気を遣わせるのが嫌なのであまり友だちと一緒には行きません。あと、大きい声で話せる感じでもないので。
1回のお会計は1万円くらいです。お酒にかけるにしてはちょっと高いかもですが、個人的にはおいしいお肉を食べるのと同じ感覚です。仕事がんばるぞ!って気合を入れるスイッチ代というか、経験代というか。