4月の「生活自由度」は59.9点で、3か月ぶりに上昇。 「不安」も「行動の抑制」も緩む
博報堂生活総合研究所は2022年4月、新型コロナウイルスが流行している昨今の生活者意識や行動について「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を実施しました(調査期間は4月1〜4日、対象は首都圏・名古屋圏・阪神圏の20〜69歳の男女1,500名。調査概要はPDFの4ページ参照)。
【調査前の状況】「まん延防止等重点措置」(東京や大阪など18都道府県対象)が3月21日までで全面解除され、約2か月半ぶりに適用地域がなくなりました。またロシアによるウクライナ侵攻の継続や、3月16日の福島県沖を震源とする地震の影響による大規模停電の発生など、コロナと異なる報道や話題が増加。その一方全国の新規感染者数は、 1週間平均で3月下旬に3.6万人台に減少したものの、再び増加し4月1日には4.3万人台となりました。新年度になり、社会活動活性化が模索される中での調査です。
新型コロナウイルス影響下での「生活自由度」
暮らしの自由度について感染拡大以前の普段の状態を100点とすると、現在は何点くらいかをきいたところ、2022年4月は59.9点となりました。先月からは2.8pt増と3か月ぶりに上昇に転じました。前年同月との比較でも2.4pt上回っています。
新型コロナウイルス影響下での意識・行動
【不安度】は前月と比べてほとんどの項目で減少。「自分や家族の健康」(63.3%、4.1pt減)が目立ちます。【行動の抑制度】はすべての項目で減少しました。「不要不急の外出」(68.6%、5.7pt減)、「外食」(64.7%、5.7pt減)、「不要不急の買い物」(61.4%、5.6pt減)などです。【行動の実施度】ではほとんどの項目が前月から減少。「家の中でできる娯楽」(61.3%、7.3pt減)、「SNSの閲覧・投稿」(38.1%、5.1pt減)などが目立っています。
詳しくは、こちらのPDFをご覧ください。